京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

2024-10-22 15:41:29 | 工房の事
こんにてゃ。
こんにちは。

今日は、お醤油つくりの話を
書きたくて仕方がないのですが(笑)
そういえばここって、「陶芸教室」や
「陶芸」の話を書く場だったと思いだし、
泣く泣く陶芸の話を書きます。
(なんでやねん)

今日は、キリキリのところを攻めて、
無駄なく窯詰めして焼いたよというお話です。



窯詰めの様子

通常、皿は、
「ゴウ」もしくは「サヤ」とよぶ
道具の中に入れ、縦に積んで
焼くことが多いです。
これならば、少ない場所で皿が
ドドーンと焼けますので、便利。

が、御本手の窯は「酸化」と「還元」の
間を絶妙にすり抜けて焼く窯なので、
時々、おおへまをかまして、
メッチャ黄色く焼きあげてしう事があります。

敗因は、
:ゴウでギュウギュウに詰め過ぎた。
:大きな障害物〈ゴウ〉があるのに、
還元から酸化に転じるのを、
ガス圧操作ゆるめにしてしまった。
(ショックを与えるほど、急激に転化します)
:日ごろの行い(うるさいわ)笑
等だと思われます。
今回はイイ感じに焼きあがったので
皆様に見て頂きますね。

道具を使って、高低差を付けて、
なおかつゴウを極力使わない。


器と器の
隙間の狭さを見てください。

高低差を付けると、皿のような羽の広い器は
下に、器を滑り込ませられるので、
ギリギリを攻めて、一枚でも多く入るように
キュッキュと詰めます。

腕の見せ所です。
(詰めるのに、果てしなく
時間を使っていいわけでもないので)

今回ここまで書いておいて、
今日焚いている窯が、
実は、、、、
ゴウでギュウギュウに詰めた窯なんですよね~。

今の世界線で焚いている窯は、
納品日まで時間が無いので
失敗は許されないのです。が、、
もの凄く心配になってきました。
今日の窯の結果はまたご紹介しますね。

それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.

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