京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

バーナード・リーチ展

2012-11-08 21:41:48 | お出かけ
行ってきました。
ココ( 最近そればっかりですね(笑))

京都高島屋で開催されているので、行ってまいりました。
( 10月31日~11月11日までです )

いくつか、ティーセットなどが
出展されていたのですが、
ミルクティーが、
よどみなく、きれいな筋でサーッとカップに流れるような。。
「 紅茶の国の人 」なのね~
お煎茶や、お番茶の器とは少し違う気がするな~・・
と、感心する ポット の口づくりや、

大きな手の人なのか、
私が普段見慣れているものより二回りは大きな香合。
「 大皿 」「 大鉢 」は、まさしく字のごとく。

実は、図録を見てから行ったのですが、
こんなに大きな作品だったとは・・!
と、ホントにびっくりしました。(笑)

タコの絵をかいてある大皿、想像以上の大きさ。
大きな壺。。でっか!(笑)

作るのに、時間を惜しんでいないんだろうなぁ、
楽しく、おおらかに作った作品が残っているんだろうなぁ。。
大きい、すなわち重たいだろうけど。。(笑)
なんて、思いながら巡らせていただきました。


リーチさんは、、
民藝運動を先導した柳宗悦 (やなぎ むねよし )、
「 暮らしの美 」を共に追求した
富本憲吉・河合寛次郎・濱田庄司らに
( とみもと けんきち・かわい かんじろう・はまだ しょうじ )
慕われ、一緒に仕事に励んだ方で、
1月5日、香港に生まれ、日本で英語教室を開いていた
母方の祖父母のもとへ引き取られ、
まぁ色々あり、( 大雑把な端折り方~(笑))
85歳で視力が落ち、陶芸活動を断念したそうですが、
87歳まで14回来日しているそうです。

92歳、5月6日に、この世を去るまで、
充実した日々を送る努力を惜しまなかったことでしょうね~。

朝日焼きの松林鶴之助さんも、
イギリスを訪問した際、リーチのもとへ行き、
一緒に作陶に励んだそうです。

昭和9年、高島屋東京店でリーチの設計した「 書斎 」
河合寛次郎 設計 「 台所 」濱田庄司設計の 「 食堂 」が、
展示されたそうで、今回、当時にできるだけ近いように復元した
「 書斎 」が展示されていました。

その3つをリアルタイムで見たかった~!(笑)

と、まぁ、楽しませていただきました。

益子にある 濱田庄司記念館、京都の 河合寛次郎記念館、
今は無き 富本憲吉記念館( 文化資料館は平成25年3月に開館されるようです )
等にも、機会がありましたら是非、足を運んでみてくださいね。

面白いですヨ~。
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お出かけ

2012-11-06 23:34:49 | お出かけ
出かけてきました。ココ。

バ~ン!

ババ~ン!!(笑)

これを見に行ってきました。

織物と織り機。

妹が織物に詳しいので、
私は解説をしてもらいながら、
「 へ~。ほ~、ふぅ~ん。。」
と、あほ丸出しで(笑)、見て回りました。

そのあとは、ココの常設展。

細かい物から大きい物まで、
これでもか~!!と、展示してあるので、
疲れた。。。

着いて早々、大学生のダブルデート
(古っ!)の記念撮影現場を見、
クラブの青春まさっかりの記念撮影現場を見、
ペアルックで決め決めのカップルと
モノレールに乗り合わせた後だったので、
疲れた。。(笑)

そもそも、万博記念公園に来たのも10年ぶり!
年を取ったものよのぅ・・なんてね。(笑)

バラや、紅葉が美しく。
疲れた目にやさしい帰り道でした。
  

そうそう、織物展の入り口でおじさんが織っていたもの

引っ越し紐のトンネル!
期間中毎日織っているようで、今万博2週分ぐらいの紐!って、
ニッコリ教えてくださいました。

風と音をふんわりさえぎってくれるので、
なんだか暖かいトンネルでした。

皆さんも、久しぶりに訪れてみませんか?
疲れますよ~。
青春がゴロゴロしていますから(笑)

織物展?面白かったですヨ~。
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七五三参り

2012-11-05 23:03:04 | 京都・宇治
朝日焼のお隣 宇治神社 では、
先日の日曜日、七五三参りと、お宮参りで
大勢の人がいらしており、芋の子を洗う・・( 失礼(笑))
大変な賑わいでした。

 
朝一番は比較的ゆったりしたお参り雰囲気。
ご近所のおじいさんなども、
朝の日課のお参りを・・

この時期にだけかかる、
『 知恵の輪 』。
私も毎年くぐります。
 
そこに、七五三のお参りのおチビさんたちが。

お姉ちゃんはもちろんのこと、お兄ちゃんも、恰好イイ!!

我が大チビも、七五三をさせていただきます。
はてさて、写真を撮らせてくれるほど
賢く過ごしてくれるかどうか・・(汗;)

本人は、刀を持つのに、やる気満々でしたが(笑)
ご報告は、また来週~。

皆さんも、お近くを通られたら是非、
『 知恵の輪 』をくぐってくださいね。
知恵はいくらついても困りませんから~。
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玄窯その後

2012-11-03 22:38:01 | 作陶館日記
今回は、玄窯で使う
『 ゼーゲルコーン 』というものについてのお話です。

そもそも、ゼーゲルコーンとは・・というところから
長い長いお話と、難しいお話になるので
ここでは、超簡単に(笑)

『 釉薬を科学的に解説するのに
 どうしても避けて通れないのがゼーゲル式です。

 ゼーゲル式はドイツの化学者ゼーゲルによって考案された、
 釉薬の化学組成を示すもので
 化学工業としての窯業の世界では頻繁に用いられます。

 (ちなみに陶磁器の焼度を測る
  ゼーゲルコーンも彼の名が由来となっています)』

という、ドイツの科学者、ゼーゲルさんからくるものだったんですね~
( 超簡単!(笑))

ちなみに、こんな感じのピンクや青の三角錐です。
( 丸こい物の後ろに立っています )

とけるとこんな感じ

熱くて溶けちゃった~。ぐにゃ。ってやつです(笑)

いくつか種類があるのですが、
番号によって溶け出す温度が違います。
No,7 1230度
No,8 1250度・・
No,12 1350度
ってな感じ。

温度計は、その瞬間の温度を表示しますが、
ゼーゲルコーンは、熱量によって溶けるので、
窯の中の雰囲気( 温度 )が、
7番が倒れると、1230度は十分なっているのだな。
と言う事が分かります。

コレがないと、窯が成り立たない大事な品物。

実は、京都でも作られていたのですが、
今は廃止され。。
『 作っている工場は 福島県の広野町 にあるのですが
 震災と原発の問題で思う様に生産が出来なくなっているらしく。。
 したがって4月以降は値段がかなり上がるようです。』
らしいのです。

ひょえ~!です。
窯を焚く者にとっては、あってほしい存在。

 
これからも、イイ窯のためには、
皆さんの応援と、ゼ-ゲルコーンの溶け具合と
窯を焚いている皆の力が必要です。

安定していて欲しいなぁ。。
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電話

2012-11-01 21:44:56 | 気になるコト
昼下がりの作陶館に、一本の電話が。

『 関西電○ の 西口 と申しますが、
 そちらの動力( 窯などを動かす為の大きい電力の事 )
 点検にうかがう事前のお電話です 』

『 一軒一軒、お伺いする前に、説明をしておりますので、
 明細書を手元にご用意くださいませ。』

「 えっと、そのような物が無いんですが・・」 (私)
『 事前にお知らせをお送りしているはずですが 』
『早くご用意ください!!』

< 途中略 >

「 あの~、こちらでは必要ないと言われたので、結構なんですが・・」 (私)
『 何か、どこか変な所と勘違いされてません?!
  点検にうかがうので、電話をしているんですよ!』←やや怒り気味。

「 いえ、ですから、動力とかよく分からないので・・」
『 窯や、機械を動かす電力の事ですよ!
 お宅さんはお使いでしょう?点検なんですよね~!(怒)』

「 よくわからないので、作陶館以外の部署ににかけ直しを・・」 (私)
『 こちらからかけ直しますよ(怒) 何時頃ならいいんです?
 電話番号も教えてもらえますかね(ハ~ため息) 』

ここで、うちの経理の方と、電話を代れたので、
「 そんなこと関西電○はやってないはず、
 あなたの名前はいいから、コールセンターの番号や、
 あなたの詳しい部署を言ってください。」その他諸々・・
と、助けを出してくださり、

『 ガチャン!!! 』 電話を切られる。

と、いうことがありました。

お年寄りの方々が
強引な押し売り?なんかに、お金を払ってしまったり、
『 じゃぁ、見積もりを・・』で、法外な値段をつけられる。。
などの商法に、引っかかる気分が少し分かりました。

今回、
「 え?点検??でも、メジャー所の名前だし・・ 」
と、ひるんでしまいましたし、、

しかも途中から、
「 うちはちゃんとした所で、事前電話してるのに
 疑うんかい?!アァ?!(怒)」
という雰囲気になってきたら、
余計に「 すいません 」な気分になって。。

相手は、それも計算しての電話なんでしょうね。

体験教室なので、広く電話番号を知っていただき、
掛けてくださるのは、嬉しい限りなのですが、
こういうゴリ押しの営業なども掛ってくる・・。

きっと私は、
「 ゴリ押し営業通信 」があるなら、
チョロイ奴部門にランキングされたことでしょう(泣)

どうか、やめてくださいね。
ほんと、全然楽しくないですから。
マジで。
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