マッコイ・タイナーのブルーノート作品の中に「EXPANSIONS」と「EXTENSIONS」という2枚のアルバムがあります。
この2枚、タイトルも同じような意味を持っていて、メンバーは一部の入替はあるも、2管、または3管による分厚いサウンドと、自身のペンによるモード全開の演奏が詰まっています。
「EXPANSIONS」 BST-84338

1. VISION
2. SONG OF HAPPINESS
3. SMITTY’S PLACE
4. PERESINA
5. I THOUGHT I’D LET YOU KNOW
WOODY SHAW(tp) GARY BARTZ(as, fl) WAYNE SHORTER(ts, cl)
McCOY TYNER(p) RON CARTER(cello) HERBIE LEWIS(b) FREDDIE WAITS(ds)
録音 1968年8月23日
大変豪華なメンバーによるモード全開の中で、3管による分厚いサウンドが心地良く、1曲目の「VISION」はアンサンブルのハーモニーが斬新で、ベース・ソロの上を駆け巡るロン・カーターのセロが効果的です。
2曲目の「SONG OF HAPPINESS」は3拍子で演奏され、ピアノ・トリオの演奏から後半は、ゲイリー・バーツのフルートとウエイン・ショーターの珍しいクラリネット(後半はテナー・サックス)を聴くことができます。
3曲目の「SMITTY’S PLACE」はアップ・テンポの曲で、ここでもロン・カーターのセロが大きくフューチャーされています。
4曲目の「 PERESINA」は、ピアノ・ソロとアンサンブルの対比が面白い曲で、後半にソロを取るウエイン・ショーターの豪快なテナー・サックスがこの曲を一層引き立てています。
5曲目の「I THOUGHT I’D LET YOU KNOW」は美しいバラードで、ロン・カーターの幻想的なセロと、ピアノが上手くマッチしています。
全体を通して、マッコイ・タイナーのピアノと、重厚なアンサンブルの対比が印象に残る1枚で、この録音に参加したウディ・ショーは、その後の自身のアルバム作りにおいて、ここからヒントを得ているようにも思えます。
続いては、ブルーノート・レーベルの後期の作品で、かつUNITED ARTISTS RECORDSでの最初の作品であり、アリス・コルトレーンとエルヴィン・ジョーンズも参加し、プロデューサーはデューク・ピアソンが務めています。
「EXTENSIONS」 BN-LA006-F

1. MESSAGE FROM THE NILE
2. THE WANERER
3. SURVIVAL BLUES
4. HIS BLESSINGS
McCOY TYNER(p) ALICE COLTRANE(hap) WAYNE SHORTER(ss, ts)
GARY BARTZ(as) RON CARER(b) ELVIN JONES(ds)
録音 1970年2月9日
ウエイン・ショーターがコルトレーン張りのプレイで、かつエルヴィン・ジョーンズが参加していることもあり、後期のコルトレーン・カルテット+1の様な雰囲気を持った作品です。
また、アリス・コルトレーンのハープが入り、イントロの曲想もコルトレーン時代の雰囲気を漂わせているのですが、アンサンブルに入ると、前作の「EXPANSIONS」に似たモードに突入します。
そして、ウエイン・ショーターの豪快なテナー・サックスも聴きもので、録音エンジニアは何れもRVGが務めていることもあり、この作品は2枚続けて聴くことが多いです。
この2枚、タイトルも同じような意味を持っていて、メンバーは一部の入替はあるも、2管、または3管による分厚いサウンドと、自身のペンによるモード全開の演奏が詰まっています。
「EXPANSIONS」 BST-84338



1. VISION
2. SONG OF HAPPINESS
3. SMITTY’S PLACE
4. PERESINA
5. I THOUGHT I’D LET YOU KNOW
WOODY SHAW(tp) GARY BARTZ(as, fl) WAYNE SHORTER(ts, cl)
McCOY TYNER(p) RON CARTER(cello) HERBIE LEWIS(b) FREDDIE WAITS(ds)
録音 1968年8月23日
大変豪華なメンバーによるモード全開の中で、3管による分厚いサウンドが心地良く、1曲目の「VISION」はアンサンブルのハーモニーが斬新で、ベース・ソロの上を駆け巡るロン・カーターのセロが効果的です。
2曲目の「SONG OF HAPPINESS」は3拍子で演奏され、ピアノ・トリオの演奏から後半は、ゲイリー・バーツのフルートとウエイン・ショーターの珍しいクラリネット(後半はテナー・サックス)を聴くことができます。
3曲目の「SMITTY’S PLACE」はアップ・テンポの曲で、ここでもロン・カーターのセロが大きくフューチャーされています。
4曲目の「 PERESINA」は、ピアノ・ソロとアンサンブルの対比が面白い曲で、後半にソロを取るウエイン・ショーターの豪快なテナー・サックスがこの曲を一層引き立てています。
5曲目の「I THOUGHT I’D LET YOU KNOW」は美しいバラードで、ロン・カーターの幻想的なセロと、ピアノが上手くマッチしています。
全体を通して、マッコイ・タイナーのピアノと、重厚なアンサンブルの対比が印象に残る1枚で、この録音に参加したウディ・ショーは、その後の自身のアルバム作りにおいて、ここからヒントを得ているようにも思えます。
続いては、ブルーノート・レーベルの後期の作品で、かつUNITED ARTISTS RECORDSでの最初の作品であり、アリス・コルトレーンとエルヴィン・ジョーンズも参加し、プロデューサーはデューク・ピアソンが務めています。
「EXTENSIONS」 BN-LA006-F



1. MESSAGE FROM THE NILE
2. THE WANERER
3. SURVIVAL BLUES
4. HIS BLESSINGS
McCOY TYNER(p) ALICE COLTRANE(hap) WAYNE SHORTER(ss, ts)
GARY BARTZ(as) RON CARER(b) ELVIN JONES(ds)
録音 1970年2月9日
ウエイン・ショーターがコルトレーン張りのプレイで、かつエルヴィン・ジョーンズが参加していることもあり、後期のコルトレーン・カルテット+1の様な雰囲気を持った作品です。
また、アリス・コルトレーンのハープが入り、イントロの曲想もコルトレーン時代の雰囲気を漂わせているのですが、アンサンブルに入ると、前作の「EXPANSIONS」に似たモードに突入します。
そして、ウエイン・ショーターの豪快なテナー・サックスも聴きもので、録音エンジニアは何れもRVGが務めていることもあり、この作品は2枚続けて聴くことが多いです。