第111回はケニー・ドリューのソロ・ライブです。
これはケニー・ドリューがヨーロッパに居を構えていた時代のもので、マクリーンとゴードンのカフェ・モンマルトルのライブ盤にも収録されていたオリジナル曲の「SUNSET」が収録されています。
「Kenny Drew] Poljazz Z-SX-0695
1. YESTERDAYS
2. BLUES FOR NILS
3. SUNSET
4. WORK SONG
5. KALISZ BLUES (*)
KENNY DREW(p)
(*) PAWEL JARZEBSKI(b) JANUSE STEFANSKI(ds)
録音 1978年12月9日
ポーランドでのライブは米国時代と違い、88鍵をフルに使ってピアノを鳴らす圧巻のプレイを聴くことができます。
ここに収録されている5曲がコンサートで演奏された順番通りだとすれば、最初にスタンダードの「YESTERDAYS」を持ってきて、次にドリューのオリジナル2曲(最初はブルース)が、そしてナット・アアダレイの「WORK SONG」と続き、最後はトリオで再びブルースとなる考えられた曲順になっています。
「YESTERDAYS」を始め自身のオリジナル曲は、ソロの特性を生かし、フリー・リズムを中心に構成されています。
ショパンの母国だけあって、ピアノの音は美しく澄んだ音色で収録されており、装飾音を多く使った部分などはクラシックのコンサートではないかと勘違いしそうです。
最終曲の「KALISZ BLUES 」のトリオ演奏は、途中ベースとドラムスのソロを挟みますが、ベースのソロがブルースとはかけ離れているところはご愛敬として、ミデアム・テンポの快調な曲です。
なお1曲目の「YESTERDAYS」から「SUNSET」までの3曲は、ステープルチェースのソロアルバムにも収録されていますが、上記のポーランド盤のほうがピアノの響きが素晴らしく、厳かな演奏となっています。
「EVERYTHING I LOVE」 SCS-1007
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/26/8b/f6430c0d9282e125362a4938abd97480_s.jpg)
1970年代は、多くのピアニストのソロアルバムが排出されましたが、これもその中の1枚です。
しかしセールス的にはどうだったんでしょうね。
これはケニー・ドリューがヨーロッパに居を構えていた時代のもので、マクリーンとゴードンのカフェ・モンマルトルのライブ盤にも収録されていたオリジナル曲の「SUNSET」が収録されています。
「Kenny Drew] Poljazz Z-SX-0695
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/06/1e/3b48ea52c2bd413b5b2980d21afc1eba_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/45/23/ecee1f6d98eee387db9eafaf5052a05a_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5b/26/e4ac7b7c0bc29b5345d6e819ccec344f_s.jpg)
1. YESTERDAYS
2. BLUES FOR NILS
3. SUNSET
4. WORK SONG
5. KALISZ BLUES (*)
KENNY DREW(p)
(*) PAWEL JARZEBSKI(b) JANUSE STEFANSKI(ds)
録音 1978年12月9日
ポーランドでのライブは米国時代と違い、88鍵をフルに使ってピアノを鳴らす圧巻のプレイを聴くことができます。
ここに収録されている5曲がコンサートで演奏された順番通りだとすれば、最初にスタンダードの「YESTERDAYS」を持ってきて、次にドリューのオリジナル2曲(最初はブルース)が、そしてナット・アアダレイの「WORK SONG」と続き、最後はトリオで再びブルースとなる考えられた曲順になっています。
「YESTERDAYS」を始め自身のオリジナル曲は、ソロの特性を生かし、フリー・リズムを中心に構成されています。
ショパンの母国だけあって、ピアノの音は美しく澄んだ音色で収録されており、装飾音を多く使った部分などはクラシックのコンサートではないかと勘違いしそうです。
最終曲の「KALISZ BLUES 」のトリオ演奏は、途中ベースとドラムスのソロを挟みますが、ベースのソロがブルースとはかけ離れているところはご愛敬として、ミデアム・テンポの快調な曲です。
なお1曲目の「YESTERDAYS」から「SUNSET」までの3曲は、ステープルチェースのソロアルバムにも収録されていますが、上記のポーランド盤のほうがピアノの響きが素晴らしく、厳かな演奏となっています。
「EVERYTHING I LOVE」 SCS-1007
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/06/34/ea2ee71ffc74e2f51feb521dae03ee82_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0a/c6/eb8fd2595e503c8a5d68ad51192bd07a_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/26/8b/f6430c0d9282e125362a4938abd97480_s.jpg)
1970年代は、多くのピアニストのソロアルバムが排出されましたが、これもその中の1枚です。
しかしセールス的にはどうだったんでしょうね。