前回のコーナーで富樫雅彦と山下洋輔が登場したので、続いて2人が共演したアルバムです。
日本ジャズ界が誇る2人の天才が初めて行った歴史的レコーディング、
2人は60年代初頭の銀座「銀巴里」の「フライデイ・セッション」に参加していた間柄で、当時山下洋輔は、まだ国立音大在学中でした。
その後山下は、富樫雅彦のカルテットに参加しますが、間もなくカルテットは解散してしまいます。
また2人は、1966年の渡辺貞夫の帰国により、彼のセッション・バンドに参加しますが、山下は2か月で退団し自己のトリオを結成しています。
このように2人は幾度となく共演していますが、互いに個性が強い故、一緒の演奏はいずれも長続きしませんでした。
そのような経緯があった中で、元SJ編集長の児山紀芳氏により2人の共演話が進み、およそ15年ぶりに録音がなされました。
この話が持ち上がったのは、春の兆(きざし)もまだ遠い1980年2月中旬であったことから、タイトルを「兆」としたとされています。
「KIZASHI」 TOGASHI - YAMASHITA DUO NEXT WAVE 25PJ - 1001
1. ACTION (富樫)
2. MAY GREEN(富樫)
3. NOSTALGIA(山下)
4. FEELIN’ SPRING(富樫)
5. DUO DANCE(山下)
6. WE NOW SINGING(山下-富樫)
山下洋輔(p) 富樫雅彦(Perc) 録音1980年4月15~17日
このレコードは80年7月25日に発売と同時に大きな話題となり、後に、SJ誌主催の1980年度日本ジャズ・ディスク大賞(日本ジャズ賞)を受賞しています。
同年の暮れには、デュオ・コンサートが新橋に近いヤクルト・ホールで開催され、再び発売されました。
「KIZASHI LIVE」 TOGASHI - YAMASHITA DUO NEXT WAVE 28PJ - 1001
1. SECOND BRIDGE(山下)
2. ON THE POEM(山下)
3. DRIVING YOU(山下)
4. JUNE(富樫)
5. LIKE FREEDOM WALTZ(富樫)
山下洋輔(p) 富樫雅彦(Perc) 録音1980年12月15日
私はこのコンサートに行ったので、当時のパンフレットを探したところ、チケットと共に残っていました。
ということは、このレコードの中に、私の拍手も入っていることになります。
パンフレットには著名な2人の評論家の記事がありましたので、これを掲載しました。



このライブも印象深いものでしたし、その時の感動が今でも忘れずに記憶として残っています。
2枚のレコードの後、CDも発売されています。
兆ライブの解説書に当時の2人の活動状況と、曲に関するコメントが付いていました。

日本ジャズ界が誇る2人の天才が初めて行った歴史的レコーディング、
2人は60年代初頭の銀座「銀巴里」の「フライデイ・セッション」に参加していた間柄で、当時山下洋輔は、まだ国立音大在学中でした。
その後山下は、富樫雅彦のカルテットに参加しますが、間もなくカルテットは解散してしまいます。
また2人は、1966年の渡辺貞夫の帰国により、彼のセッション・バンドに参加しますが、山下は2か月で退団し自己のトリオを結成しています。
このように2人は幾度となく共演していますが、互いに個性が強い故、一緒の演奏はいずれも長続きしませんでした。
そのような経緯があった中で、元SJ編集長の児山紀芳氏により2人の共演話が進み、およそ15年ぶりに録音がなされました。
この話が持ち上がったのは、春の兆(きざし)もまだ遠い1980年2月中旬であったことから、タイトルを「兆」としたとされています。
「KIZASHI」 TOGASHI - YAMASHITA DUO NEXT WAVE 25PJ - 1001



1. ACTION (富樫)
2. MAY GREEN(富樫)
3. NOSTALGIA(山下)
4. FEELIN’ SPRING(富樫)
5. DUO DANCE(山下)
6. WE NOW SINGING(山下-富樫)
山下洋輔(p) 富樫雅彦(Perc) 録音1980年4月15~17日
このレコードは80年7月25日に発売と同時に大きな話題となり、後に、SJ誌主催の1980年度日本ジャズ・ディスク大賞(日本ジャズ賞)を受賞しています。
同年の暮れには、デュオ・コンサートが新橋に近いヤクルト・ホールで開催され、再び発売されました。
「KIZASHI LIVE」 TOGASHI - YAMASHITA DUO NEXT WAVE 28PJ - 1001



1. SECOND BRIDGE(山下)
2. ON THE POEM(山下)
3. DRIVING YOU(山下)
4. JUNE(富樫)
5. LIKE FREEDOM WALTZ(富樫)
山下洋輔(p) 富樫雅彦(Perc) 録音1980年12月15日
私はこのコンサートに行ったので、当時のパンフレットを探したところ、チケットと共に残っていました。
ということは、このレコードの中に、私の拍手も入っていることになります。
パンフレットには著名な2人の評論家の記事がありましたので、これを掲載しました。




このライブも印象深いものでしたし、その時の感動が今でも忘れずに記憶として残っています。
2枚のレコードの後、CDも発売されています。
兆ライブの解説書に当時の2人の活動状況と、曲に関するコメントが付いていました。



