私の愛聴盤の第158回は、フィル・ウッズの「ウッドロアー」です。
「WOODLORE」 PRESTIGE 7018
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/04/b6/b750e4fd9a5333c6c23ab81af220c13d_s.jpg)
1. WOODLORE
2. FALLING IN LOVE ALL OVER AGAIN
3. BE MY LOVE
4. ON A SLOW BOAT TO CHINA
5. GET HAPPY
6. STROLLIN’ WITH PAM
PHIL WOODS (as) JOHN WILLIAMS (p) TEDDY KOTICK (b) NICK STABULAS (ds)
録音 1955年11月25日
これはフィル・ウッズの初期の傑作盤であり、この録音時、弱冠24歳の彼が放つ熱く、そして優しく情緒たっぷりに唄うアルト・サックスの音色も素晴らしく、ワンホーンアルバムであることから彼の演奏を十分に味わうことが出来ます。
タイトル曲である「WOODLORE」は、次から次へと繰り出すアドリブが素晴らしく、「 FALLING IN LOVE ALL OVER AGAIN」は、メロディ・ラインがとても美しく、特に冒頭のテーマにおけるサビの部分の歌わせ方が絶品です。
そのバラードのメロディ・ラインを流れをそのまま引き継ぎながら、アップテンポで入って行く「 BE MY LOVE」も好調そのもので、中間部でのジョン・ウイリアムスの長尺のアドリブと、続くサックスとドラムスの4バースを経てテーマに戻っています。
また、多くの人が取り上げる曲でもある「ON A SLOW BOAT TO CHINA」は、華やかなメロディラインを綴りながらの圧倒的なスイング感が見事で、フィル・ウッズの演奏が一番だと思っています。
続く「GET HAPPY」も快演ですが、全6曲の中で最も早いテンポで豪快に演奏され、チャーリー・パーカーを師と仰いだ心意気を感じる雰囲気を持っています。
最終曲の「STROLLIN’ WITH PAM」は、彼の愛娘に捧げた曲ですが、これもかなり速いテンポで演奏されますが、スムースに進行するアドリブは見事で、続くピアノ、ベースのソロも雰囲気をそのままに受け継いでいます。
余談ですが、モノクロの陰影に富んだジャケットもまた素晴らしく、やはりLPで持っていたいアルバムの一つです。
掲載したのは、アナログ・プロダクションからの再発盤です。
「WOODLORE」 PRESTIGE 7018
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/28/21/878224bba518aaf05983b28857860fe9_s.jpg)
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1. WOODLORE
2. FALLING IN LOVE ALL OVER AGAIN
3. BE MY LOVE
4. ON A SLOW BOAT TO CHINA
5. GET HAPPY
6. STROLLIN’ WITH PAM
PHIL WOODS (as) JOHN WILLIAMS (p) TEDDY KOTICK (b) NICK STABULAS (ds)
録音 1955年11月25日
これはフィル・ウッズの初期の傑作盤であり、この録音時、弱冠24歳の彼が放つ熱く、そして優しく情緒たっぷりに唄うアルト・サックスの音色も素晴らしく、ワンホーンアルバムであることから彼の演奏を十分に味わうことが出来ます。
タイトル曲である「WOODLORE」は、次から次へと繰り出すアドリブが素晴らしく、「 FALLING IN LOVE ALL OVER AGAIN」は、メロディ・ラインがとても美しく、特に冒頭のテーマにおけるサビの部分の歌わせ方が絶品です。
そのバラードのメロディ・ラインを流れをそのまま引き継ぎながら、アップテンポで入って行く「 BE MY LOVE」も好調そのもので、中間部でのジョン・ウイリアムスの長尺のアドリブと、続くサックスとドラムスの4バースを経てテーマに戻っています。
また、多くの人が取り上げる曲でもある「ON A SLOW BOAT TO CHINA」は、華やかなメロディラインを綴りながらの圧倒的なスイング感が見事で、フィル・ウッズの演奏が一番だと思っています。
続く「GET HAPPY」も快演ですが、全6曲の中で最も早いテンポで豪快に演奏され、チャーリー・パーカーを師と仰いだ心意気を感じる雰囲気を持っています。
最終曲の「STROLLIN’ WITH PAM」は、彼の愛娘に捧げた曲ですが、これもかなり速いテンポで演奏されますが、スムースに進行するアドリブは見事で、続くピアノ、ベースのソロも雰囲気をそのままに受け継いでいます。
余談ですが、モノクロの陰影に富んだジャケットもまた素晴らしく、やはりLPで持っていたいアルバムの一つです。
掲載したのは、アナログ・プロダクションからの再発盤です。