ゲイリー・ピーコックとの共演の中で、数多くの録音を残しているポール・ブレイの出番が多かったことから、今年最後の掲載として、ポール・ブレイに関連するピアニストの一人である藤井郷子を取り上げました。
その藤井郷子、
最初に生演奏を聴いたのは、1997年11月に開催された「狭山ジャズクラブ」主催のライブでした。
この時は、相方の田村夏樹(tp)とのデュオに、ダンサーが絡むという演出でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/44/4f/5ad4458a1ac1d3ebc9aa86ba841cfaed_s.jpg)
その日の演奏は、当日会場でサインを頂いたCDに似た内容でした。
このCDは、藤井郷子(p)と田村夏樹(tp)による1996年9月、11月の録音で、全てがテーマを持たないインプロが展開するもので、藤井はピアノを静と動に扱い、田村はトランペットという楽器を使って肉声を放出するという行為の中で、目の前で踊るダンサーに驚いた記憶があります。
「HOW MANY?」 LEO LAB CD 029
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/65/6a/0fb6c366d059da7ff04ac86da1b1bb73_s.jpg)
上記のアルバムの前に録音された藤井郷子の最初のソロ・アルバムは、1996年5月のニューヨーク録音で、自身のオリジナルと、日本の歌(五木の子守歌、月の沙漠、春よ来い)によるピアノ・ソロ・アルバムで、自然体で音を紡んでいきます。
また、3曲の日本の歌をいかに料理するかも聴きどころで、マイナーの部分では日本の哀愁も感じます。
「INDICATION」 LIBRA RECORDS 202-003
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6c/78/7f34dccbb7cdb5af2b017de95ad0f93d_s.jpg)
彼女は、渡米時にポール・ブレイに個人レッスンを受けていたことからその関係もあり、ポール・ブレイのジャパン・ツアー ’99に同行し、狭山市で開催されたライブに参加しています。
このライブは、主催者側の一員として聴きましたが、1部はポール・ブレイのソロ、2部で藤井が加わり、デュオというより、お互いがそれなりに演奏するとういう趣向の演奏でした。
ポール・ブレイは、演奏開始前から終了まで一言もしゃべらず、ピアノに向かって数曲演奏するだけでした。
演奏終了後、ポール・ブレイにサインをお願いしたのですが、それは叶わず用意してあった車であっという間に引き上げて行きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2d/6a/798209768e3be00fac623f2009b107bc_s.jpg)
藤井郷子の締め括りは、沖 至ユニットに参加した1枚
「イロハウタ」FBPCD - 001
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/32/18/e667689c660668a936ec6159b798c41d_s.jpg)
1. SANDRINERA
2. OKESA - Yansado
3. L FOR B
4. イロハウタ
5. AN INDIAN COCKS HIS HEAD FOR YES
6. 紙ふうせん ~ WEST
沖 至 (tp, flh, bamboo fl, etc) 田村夏樹 (tp, toys) 登 敬三 (ts)
藤井郷子 (p, pianica) 船戸博史 (b) 光田 臣 (ds)
録音 2001年2月4日
アルバムの大半は、全員によるインプロの世界ですが、明快で繊細なアレンジが施してあることが分かります。
沖は田村に触発されて、何時もより激しいプレイを展開しているし、時々疾走する藤井のピアノに反応するユニットが恰好いいです。
また、「オケサ - やんさろ」のような曲では、日本の民謡を題材にした各人のソロを聴くことが出来ます。
なお、この他にも藤井郷子のアルバムは多く所有していますが、余り聴く機会がないので、来年は聴き込んでいきたいと思っています。
その藤井郷子、
最初に生演奏を聴いたのは、1997年11月に開催された「狭山ジャズクラブ」主催のライブでした。
この時は、相方の田村夏樹(tp)とのデュオに、ダンサーが絡むという演出でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/44/4f/5ad4458a1ac1d3ebc9aa86ba841cfaed_s.jpg)
その日の演奏は、当日会場でサインを頂いたCDに似た内容でした。
このCDは、藤井郷子(p)と田村夏樹(tp)による1996年9月、11月の録音で、全てがテーマを持たないインプロが展開するもので、藤井はピアノを静と動に扱い、田村はトランペットという楽器を使って肉声を放出するという行為の中で、目の前で踊るダンサーに驚いた記憶があります。
「HOW MANY?」 LEO LAB CD 029
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/07/3d/c8a0cdb9361618c48425868fcbb743f9_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/65/6a/0fb6c366d059da7ff04ac86da1b1bb73_s.jpg)
上記のアルバムの前に録音された藤井郷子の最初のソロ・アルバムは、1996年5月のニューヨーク録音で、自身のオリジナルと、日本の歌(五木の子守歌、月の沙漠、春よ来い)によるピアノ・ソロ・アルバムで、自然体で音を紡んでいきます。
また、3曲の日本の歌をいかに料理するかも聴きどころで、マイナーの部分では日本の哀愁も感じます。
「INDICATION」 LIBRA RECORDS 202-003
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/48/e2/48dd722caf517ab9bde2da8b3c86c649_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6c/78/7f34dccbb7cdb5af2b017de95ad0f93d_s.jpg)
彼女は、渡米時にポール・ブレイに個人レッスンを受けていたことからその関係もあり、ポール・ブレイのジャパン・ツアー ’99に同行し、狭山市で開催されたライブに参加しています。
このライブは、主催者側の一員として聴きましたが、1部はポール・ブレイのソロ、2部で藤井が加わり、デュオというより、お互いがそれなりに演奏するとういう趣向の演奏でした。
ポール・ブレイは、演奏開始前から終了まで一言もしゃべらず、ピアノに向かって数曲演奏するだけでした。
演奏終了後、ポール・ブレイにサインをお願いしたのですが、それは叶わず用意してあった車であっという間に引き上げて行きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3f/c2/24d35eb24e3e86d9916726a4711ac5b5_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2d/6a/798209768e3be00fac623f2009b107bc_s.jpg)
藤井郷子の締め括りは、沖 至ユニットに参加した1枚
「イロハウタ」FBPCD - 001
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7d/6f/d6f245ad13718a31e7f018af43022d7c_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/32/18/e667689c660668a936ec6159b798c41d_s.jpg)
1. SANDRINERA
2. OKESA - Yansado
3. L FOR B
4. イロハウタ
5. AN INDIAN COCKS HIS HEAD FOR YES
6. 紙ふうせん ~ WEST
沖 至 (tp, flh, bamboo fl, etc) 田村夏樹 (tp, toys) 登 敬三 (ts)
藤井郷子 (p, pianica) 船戸博史 (b) 光田 臣 (ds)
録音 2001年2月4日
アルバムの大半は、全員によるインプロの世界ですが、明快で繊細なアレンジが施してあることが分かります。
沖は田村に触発されて、何時もより激しいプレイを展開しているし、時々疾走する藤井のピアノに反応するユニットが恰好いいです。
また、「オケサ - やんさろ」のような曲では、日本の民謡を題材にした各人のソロを聴くことが出来ます。
なお、この他にも藤井郷子のアルバムは多く所有していますが、余り聴く機会がないので、来年は聴き込んでいきたいと思っています。