第21回はデクスター・ゴードンの「ゴー」です。
デクスター・ゴードン(Dexter Gordon 1923年2月27日 - 1990年4月25日)
ロサンゼルス生まれのテナー・サクソフォーン奏者で、1940年代に誕生したビ・バップの「語法」をテナー・サックスで表現することに成功した最初の人です。
初期の録音をサヴォイやダイヤル・レコード等に残していますが、彼もまた麻薬の影響で演奏活動を中断する時期がありました。
50年代後半に半引退生活から復帰し、1960年10月にジャズランド・レコードに5年ぶりの吹き込みを行った後、名門ブルーノートへ多くの傑作を残していきます。
サックスの音色は男性的で太く、ゴツゴツとしたフレーズから生み出されるアドりブは、一聴すればすぐにデックスであることが分かります。
ブルーノート・レコードでは7枚のアルバムが順次発売されました(後に2枚が追加)が、65年5月の GETTIN’ AROUND の吹き込みの後はヨーロッパへ移住し、コペンハーゲンを中心とした活動となり、同国のステープルチェース・レコードにも数多くの録音を行ないました。
また1986年には、コペンハーゲンのジャズ・クラブ(カフェ・モンマルトル)を舞台にした映画『ラウンド・ミッドナイト』で主役を務め、アカデミー主演男優賞にノミネートされました。
そこで、まずは復帰後のブルーノートに吹き込みを開始する前のアルバムを紹介します。
「THE RESURGENCE OF DEXTER GORDON」 Jazzland JLP - 29
このレコードは生まれ故郷のLAでの録音で、現地のミュージシャン達とのセッションです。
そして本題のアルバムですが、丁度51年前の8月に録音されています。
「GO」 BLUE NOTE BLP 4112
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3a/78/6286683aeb877a131fd337644ff0d568_s.jpg)
1. CHEESE CAKE
2. I GUESS I’LL HANG MY TEARES OUT TO DRY
3. SECOND BALCONY JUMP
4. LOVE FOR SALE
5. WHERE ARE YOU
6. THREE O’CLOCK IN THE MONING
DEXTER GODON(ts) SONNY CLARK(P) BUTCH WARREN(b) BILLY HIGGINS(ds)
録音 1962年8月27日
これはブルーノート・レコードの第4作目で、ソニー・クラークのピアノ・トリオをバックに朗々と吹くデクスターが素晴らしいです。
1曲目のチーズ・ケーキは彼のオリジナルで、以降度々演奏されています。
そしてこのアルバムは、アップ・テンポの曲とスロー・バラード(2曲)が上手くブレンドされていて、曲の構成も良いです。
アップ・テンポの曲では豪快に、バラードは感情豊かに歌い上げています。
デクスター・ゴードンは私の好きな奏者の一人で、彼の演奏する愛聴盤は他にもありますので、またの機会に取り上げてみたいと思います。
デクスター・ゴードン(Dexter Gordon 1923年2月27日 - 1990年4月25日)
ロサンゼルス生まれのテナー・サクソフォーン奏者で、1940年代に誕生したビ・バップの「語法」をテナー・サックスで表現することに成功した最初の人です。
初期の録音をサヴォイやダイヤル・レコード等に残していますが、彼もまた麻薬の影響で演奏活動を中断する時期がありました。
50年代後半に半引退生活から復帰し、1960年10月にジャズランド・レコードに5年ぶりの吹き込みを行った後、名門ブルーノートへ多くの傑作を残していきます。
サックスの音色は男性的で太く、ゴツゴツとしたフレーズから生み出されるアドりブは、一聴すればすぐにデックスであることが分かります。
ブルーノート・レコードでは7枚のアルバムが順次発売されました(後に2枚が追加)が、65年5月の GETTIN’ AROUND の吹き込みの後はヨーロッパへ移住し、コペンハーゲンを中心とした活動となり、同国のステープルチェース・レコードにも数多くの録音を行ないました。
また1986年には、コペンハーゲンのジャズ・クラブ(カフェ・モンマルトル)を舞台にした映画『ラウンド・ミッドナイト』で主役を務め、アカデミー主演男優賞にノミネートされました。
そこで、まずは復帰後のブルーノートに吹き込みを開始する前のアルバムを紹介します。
「THE RESURGENCE OF DEXTER GORDON」 Jazzland JLP - 29
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6a/7f/12f13ea359116bcd7ad00dff41b792e1_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6e/e5/96f63db548b68ebd02ab7f4b9cb557c7_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1e/14/210f1948aa608641be64772f1ceb4300_s.jpg)
このレコードは生まれ故郷のLAでの録音で、現地のミュージシャン達とのセッションです。
そして本題のアルバムですが、丁度51年前の8月に録音されています。
「GO」 BLUE NOTE BLP 4112
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3a/52/166314ca217ede27c3e6fdc66e9b98dc_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5c/b6/5a87a17aa68f3d4eb22757fb12a29b2e_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3a/78/6286683aeb877a131fd337644ff0d568_s.jpg)
1. CHEESE CAKE
2. I GUESS I’LL HANG MY TEARES OUT TO DRY
3. SECOND BALCONY JUMP
4. LOVE FOR SALE
5. WHERE ARE YOU
6. THREE O’CLOCK IN THE MONING
DEXTER GODON(ts) SONNY CLARK(P) BUTCH WARREN(b) BILLY HIGGINS(ds)
録音 1962年8月27日
これはブルーノート・レコードの第4作目で、ソニー・クラークのピアノ・トリオをバックに朗々と吹くデクスターが素晴らしいです。
1曲目のチーズ・ケーキは彼のオリジナルで、以降度々演奏されています。
そしてこのアルバムは、アップ・テンポの曲とスロー・バラード(2曲)が上手くブレンドされていて、曲の構成も良いです。
アップ・テンポの曲では豪快に、バラードは感情豊かに歌い上げています。
デクスター・ゴードンは私の好きな奏者の一人で、彼の演奏する愛聴盤は他にもありますので、またの機会に取り上げてみたいと思います。