ヨーロッパのジャズ・ドラマーのアルバムを聴いていく中で、何の気なしに棚から取り出した「HAAZZ & COMPANY」の1枚、
「UNLAWFUL NOISE」 KGB 7076

1. UNLAWFUL NOISE
2. AGITPROP BOUNCE
KEES HAZEVOET(p, cl) PETER BENNINK(as, sn, bagp) PETER BROTZMANN(ts, cl)
HAN BENNINK(cl, perc) JOHNNY DYANI(b) LOUIS MOHOLO(ds)
録音 1976年10月27日
リーダーはオランダのピアニストで、内容はどこから聴いても集団即興演奏の塊ですが、購入した切っ掛けはリーダーを除くメンバーの演奏に興味があったからです。
パーカッションを担当しているハン・ベニンクは、ここではもっぱらクラリネットを吹き、リズムはルイス・モホロに任せているようです。
そのモホロは、南アフリカ・ケープタウン出身で、70年代にはヨーロッパのミュージシャンとの共演の他、自己のグループで活動していますが、本アルバムではタムタムとシンバルを効果的に使っています。
最初は誰がどの音を出しているか分からないようなリード楽器による集団即興でスタートし、途中でドラムスが加わります。演奏開始から7分程を過ぎたあたりから早いパッセージでのベースが加わり、続いて乱打打ちのピアノも参戦します。
リード楽器も吹くリーダーを含めての4人の中では、ブロッツマンのテナー・サックスが最も強烈で特徴があります。
曲はA面、B面を通して一つの曲のように続いていて、レコードで言うA面からB面への繋ぎの辺りでは、ピアノ、ベース、ドラムズにベニンクのパーカッションが加わっての演奏となる部分については、音楽として聴き取ることが出来ます。
後半は、このリズム陣にリード楽器が徐々に加わって行き、再び最初の集団演奏に戻っていきますが、アルバムに収録されているの「音」は、音楽とは程遠い騒音の連続のノイズ・ミュージックに近い内容です。
1970年代から80年代に掛けては、独、英の他、蘭からFREE JAZZに関するミュージシャンが多く輩出され、米国のそれとは異なるものが作られましたが、この手のアルバムについては、パワーで押す独、蘭の奏者のものを聴く機会が多かったです。
しかし、体力、気力の衰えと共に遠ざかっていましたが、この記事を書くことに伴い、久しぶりに聴いてみました。
「UNLAWFUL NOISE」 KGB 7076



1. UNLAWFUL NOISE
2. AGITPROP BOUNCE
KEES HAZEVOET(p, cl) PETER BENNINK(as, sn, bagp) PETER BROTZMANN(ts, cl)
HAN BENNINK(cl, perc) JOHNNY DYANI(b) LOUIS MOHOLO(ds)
録音 1976年10月27日
リーダーはオランダのピアニストで、内容はどこから聴いても集団即興演奏の塊ですが、購入した切っ掛けはリーダーを除くメンバーの演奏に興味があったからです。
パーカッションを担当しているハン・ベニンクは、ここではもっぱらクラリネットを吹き、リズムはルイス・モホロに任せているようです。
そのモホロは、南アフリカ・ケープタウン出身で、70年代にはヨーロッパのミュージシャンとの共演の他、自己のグループで活動していますが、本アルバムではタムタムとシンバルを効果的に使っています。
最初は誰がどの音を出しているか分からないようなリード楽器による集団即興でスタートし、途中でドラムスが加わります。演奏開始から7分程を過ぎたあたりから早いパッセージでのベースが加わり、続いて乱打打ちのピアノも参戦します。
リード楽器も吹くリーダーを含めての4人の中では、ブロッツマンのテナー・サックスが最も強烈で特徴があります。
曲はA面、B面を通して一つの曲のように続いていて、レコードで言うA面からB面への繋ぎの辺りでは、ピアノ、ベース、ドラムズにベニンクのパーカッションが加わっての演奏となる部分については、音楽として聴き取ることが出来ます。
後半は、このリズム陣にリード楽器が徐々に加わって行き、再び最初の集団演奏に戻っていきますが、アルバムに収録されているの「音」は、音楽とは程遠い騒音の連続のノイズ・ミュージックに近い内容です。
1970年代から80年代に掛けては、独、英の他、蘭からFREE JAZZに関するミュージシャンが多く輩出され、米国のそれとは異なるものが作られましたが、この手のアルバムについては、パワーで押す独、蘭の奏者のものを聴く機会が多かったです。
しかし、体力、気力の衰えと共に遠ざかっていましたが、この記事を書くことに伴い、久しぶりに聴いてみました。