第80回は、ローランド・カークの「リップ・リグ・アンド・パニック」です。
1977年12月5日に亡くなったローランド・カーク、
それから凡そ40年となる中で、彼のアルバムはブートレグを含めると100枚近くになります。
それらはトラディショナルからハード・バップ、はたまたブラック・ミュージックの世界まで繋がる多彩な演奏の数々です。
その中でも良く聴く1枚は、1960年代前半にMercury(Limelight)レーベルに集中的に録音された9枚の中の、8枚目のアルバムです。
「RIP, RIG & PANIC」 LIMELIGHT LM-82077
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/42/12/36bcb025abcdb8d92ad5660f29484618_s.jpg)
1. NO TONIC PRES
2. ONCE IN A WHILE
3. FROM BECHET, BYAS, AND FATS
4. MYSTICAL DREAM
5. RIP, RIG & PANIC
6. BLACK DIAMOND
7. SLIPPERY, HIPPERY, FLIPPERY
ROLAND KIRK(reeds) JAKI BYARD(p) RICHARD DAVIS(b) ELVIN JONES(ds)
録音 1965年1月13日
大物3人を迎えてレコーディングしたこのアルバム、
この時エルヴィンは、コルトレーンのもとを辞めた後であり、リチャードと共に双頭グループで活動を開始しています。
そして、この2人にジャッキー・バイヤードを入れてアルバムを作るというプロデューサーのアイデアも立派です。
素晴らしいリズム陣を従えて繰り広げられる全7曲、
伝統と前衛が入り混じり、それが複数のリードを銜えて吹くという、カークお得意の演奏に圧倒されます。
ローランド・カークの数ある作品の中で、これはこの時代の集大成であるとともに、最高傑作の1枚であると思います。
余談ですがこのアルバム、ダブル・ジャケットの内側は見開きの豪華な作りで、遊び心が感じられます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/65/99/bdba9d1ac55a6d42fa2320803b188fd0_s.jpg)
今回掲載したのは米国製モノラル盤ですが、1965年ともなればステレオ録音も確立されていたことで、国内盤の中央にローランド・カークとベース、左右にピアノとドラムスを配置したステレオ盤も、個々の粒立ちが良いカチッと締まった音がします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/70/c3/485561acc7cd54f32f6e82ba97ba8999_s.jpg)
それからカークは・・・
次は何処へと期待していましたが、アトランティック・レーベルに移って更にパワフルなサウンド作りへと向かっていきました。
1977年12月5日に亡くなったローランド・カーク、
それから凡そ40年となる中で、彼のアルバムはブートレグを含めると100枚近くになります。
それらはトラディショナルからハード・バップ、はたまたブラック・ミュージックの世界まで繋がる多彩な演奏の数々です。
その中でも良く聴く1枚は、1960年代前半にMercury(Limelight)レーベルに集中的に録音された9枚の中の、8枚目のアルバムです。
「RIP, RIG & PANIC」 LIMELIGHT LM-82077
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3c/6a/62cf22641bdd703b48d966c693d0a256_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/16/5b/d54fabb850a7c6abc7697b3c68aa1f9a_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/42/12/36bcb025abcdb8d92ad5660f29484618_s.jpg)
1. NO TONIC PRES
2. ONCE IN A WHILE
3. FROM BECHET, BYAS, AND FATS
4. MYSTICAL DREAM
5. RIP, RIG & PANIC
6. BLACK DIAMOND
7. SLIPPERY, HIPPERY, FLIPPERY
ROLAND KIRK(reeds) JAKI BYARD(p) RICHARD DAVIS(b) ELVIN JONES(ds)
録音 1965年1月13日
大物3人を迎えてレコーディングしたこのアルバム、
この時エルヴィンは、コルトレーンのもとを辞めた後であり、リチャードと共に双頭グループで活動を開始しています。
そして、この2人にジャッキー・バイヤードを入れてアルバムを作るというプロデューサーのアイデアも立派です。
素晴らしいリズム陣を従えて繰り広げられる全7曲、
伝統と前衛が入り混じり、それが複数のリードを銜えて吹くという、カークお得意の演奏に圧倒されます。
ローランド・カークの数ある作品の中で、これはこの時代の集大成であるとともに、最高傑作の1枚であると思います。
余談ですがこのアルバム、ダブル・ジャケットの内側は見開きの豪華な作りで、遊び心が感じられます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/65/99/bdba9d1ac55a6d42fa2320803b188fd0_s.jpg)
今回掲載したのは米国製モノラル盤ですが、1965年ともなればステレオ録音も確立されていたことで、国内盤の中央にローランド・カークとベース、左右にピアノとドラムスを配置したステレオ盤も、個々の粒立ちが良いカチッと締まった音がします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/70/c3/485561acc7cd54f32f6e82ba97ba8999_s.jpg)
それからカークは・・・
次は何処へと期待していましたが、アトランティック・レーベルに移って更にパワフルなサウンド作りへと向かっていきました。