ヒース3兄弟の一人であるジミー・ヒースの1枚を取り上げてみました。
ジミー・ヒース(James Edward Heath) 1926年10月25日 - ペンシルヴァニア州フィラディルフィア生まれ
ジミー・ヒースが、リヴァーサード・レーベルに残した最後の1枚です。
ここにあるのはWAVE社が、「アナログの密かな愉しみ」というタイトルで、「WEVE JAZZ CLASSICS」として、1990年6月から94年2月にかけてリヴァーサイドやプレスティッジ・レーベルの音源を元に発売したものです。
「ON THE TRAIL」 RIVERSIDE 9486 (WAVE WWLJ - 7033)
1. ON THE TRAIL
2. CLOAK AND DAGGER
3. VANITY
4. ALL THE THINGS YOU ARE
5. GINGERBREAD BOY
6. I SHOULD CARE
7. PROJECT S
JIMMY HEATH(ts) WYNTON KELLY(p) KENNY BURRELL(g)
PAUL CHAMBERS(b) ALBERT HEATH(ds) 録音 1964年春
タイトルの「オン・ザ・トレイル」は、フェルデ・グローフェの書いたグランド・キャニオン組曲からのもので、ヒースの吹く朗々としたテーマは、非常にのどかな雰囲気を持っています。
バックを務めるピアノとギターのユニゾンによるリフが、この曲のイメージを一層高めています。
アドリブに入って最初はヒースが、続いてウイントン・ケリーの出番となりますが、最初からケリー節全開で、演歌のコブシの様な手癖も出てきます。
さらにケニー・バレルのソロへ渡された後、再び最初と同じパターンのテーマに戻っています。
3曲目のバラードであるヴァニティは、サラ・ヴォーンの歌唱でヒットしていますが、ここではヒースとバレルのデュオから始まり、以前取り上げたことのあるバレルとコルトレーンによるアルバムの中の「ホワイ・ワズ・アイ・ボーン」同様、見事なバラード解釈となっています。
このアルバムは50年前の録音ですが、メンバーも大ベテランばかりで、非常に内容の濃い演奏になっています。
サックス奏者としてのヒースは、ロリンズ派とも言われていますが、ここでの奏法(音色、フレージング)はプレスティッジ時代のコルトレーンに近く、どの曲でも好演していて、彼の魅力が十分に発揮されています。
ジミー・ヒース(James Edward Heath) 1926年10月25日 - ペンシルヴァニア州フィラディルフィア生まれ
ジミー・ヒースが、リヴァーサード・レーベルに残した最後の1枚です。
ここにあるのはWAVE社が、「アナログの密かな愉しみ」というタイトルで、「WEVE JAZZ CLASSICS」として、1990年6月から94年2月にかけてリヴァーサイドやプレスティッジ・レーベルの音源を元に発売したものです。
「ON THE TRAIL」 RIVERSIDE 9486 (WAVE WWLJ - 7033)



1. ON THE TRAIL
2. CLOAK AND DAGGER
3. VANITY
4. ALL THE THINGS YOU ARE
5. GINGERBREAD BOY
6. I SHOULD CARE
7. PROJECT S
JIMMY HEATH(ts) WYNTON KELLY(p) KENNY BURRELL(g)
PAUL CHAMBERS(b) ALBERT HEATH(ds) 録音 1964年春
タイトルの「オン・ザ・トレイル」は、フェルデ・グローフェの書いたグランド・キャニオン組曲からのもので、ヒースの吹く朗々としたテーマは、非常にのどかな雰囲気を持っています。
バックを務めるピアノとギターのユニゾンによるリフが、この曲のイメージを一層高めています。
アドリブに入って最初はヒースが、続いてウイントン・ケリーの出番となりますが、最初からケリー節全開で、演歌のコブシの様な手癖も出てきます。
さらにケニー・バレルのソロへ渡された後、再び最初と同じパターンのテーマに戻っています。
3曲目のバラードであるヴァニティは、サラ・ヴォーンの歌唱でヒットしていますが、ここではヒースとバレルのデュオから始まり、以前取り上げたことのあるバレルとコルトレーンによるアルバムの中の「ホワイ・ワズ・アイ・ボーン」同様、見事なバラード解釈となっています。
このアルバムは50年前の録音ですが、メンバーも大ベテランばかりで、非常に内容の濃い演奏になっています。
サックス奏者としてのヒースは、ロリンズ派とも言われていますが、ここでの奏法(音色、フレージング)はプレスティッジ時代のコルトレーンに近く、どの曲でも好演していて、彼の魅力が十分に発揮されています。