私の愛聴盤の第164回は、ケニー・バロンのトリオによる「SCRATCH」です。
「SCRATCH」enja 4092
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/63/d5/c63f4109ea451ad47f38943112debeef_s.jpg)
1. SCRATCH
2. QUIET TIMES
3. WATER LILY
4. SONG FOR ABDULLAH
5. THE THIRD EYE
6. AND THEN AGAIN
KENNY BARRON (p) DAVE HOLLAND (b) DANIEL HUMAIR (ds)
録音 1985年3月11日
1991年3月のスタン・ゲッツの遺作となった「ピープル・タイム」での共演もそうですが、ピアニストという立場から、他人のリーダー・アルバムや歌伴奏に回ることが多いケニー・バロンは、先輩格のピアニストであるバリー・ハリスと同様に、自作曲は元よりスタンダードの演奏も上手い奏者の一人です。
タイトル名でもある「SCRATCH」は、複雑なテーマを持つ曲で、アドリブに入ると4ビートに変わり、2人の強靭なサポートによるそのプレイは、圧倒的で力強いです。
そして、カーメン・ランディのペンによる美しいバラード「 QUIET TIMES」を経て、曲の後半でディヴ・ホランドのベースがフューチャーされる「 WATER LILY」というA面3曲の流れも良いです。
アルバムB面の「SONG FOR ABDULLAH」は、アフリカのピアニストであるアブドーラ・イブラヒム(ダラー・ブランド)のために書かれたもので、ゆったりしたテンポで演奏されますが、左手の和音に乗せて流れるようにスムースなメロディが心地良いです。
また、「THE THIRD EYE」は、早いテンポによりダイナミックでハイテンションの演奏で、次々と新しいフレーズで紡いでいく「AND THEN AGAIN」へと続きます。
このアルバムは、全6曲中5曲をリーダー自身が書いていることから、自作自演集に相応しく、両面を通して聴くと自然と意気込みが伝わって来てあっという間に終わってしまいます。
「SCRATCH」enja 4092
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1. SCRATCH
2. QUIET TIMES
3. WATER LILY
4. SONG FOR ABDULLAH
5. THE THIRD EYE
6. AND THEN AGAIN
KENNY BARRON (p) DAVE HOLLAND (b) DANIEL HUMAIR (ds)
録音 1985年3月11日
1991年3月のスタン・ゲッツの遺作となった「ピープル・タイム」での共演もそうですが、ピアニストという立場から、他人のリーダー・アルバムや歌伴奏に回ることが多いケニー・バロンは、先輩格のピアニストであるバリー・ハリスと同様に、自作曲は元よりスタンダードの演奏も上手い奏者の一人です。
タイトル名でもある「SCRATCH」は、複雑なテーマを持つ曲で、アドリブに入ると4ビートに変わり、2人の強靭なサポートによるそのプレイは、圧倒的で力強いです。
そして、カーメン・ランディのペンによる美しいバラード「 QUIET TIMES」を経て、曲の後半でディヴ・ホランドのベースがフューチャーされる「 WATER LILY」というA面3曲の流れも良いです。
アルバムB面の「SONG FOR ABDULLAH」は、アフリカのピアニストであるアブドーラ・イブラヒム(ダラー・ブランド)のために書かれたもので、ゆったりしたテンポで演奏されますが、左手の和音に乗せて流れるようにスムースなメロディが心地良いです。
また、「THE THIRD EYE」は、早いテンポによりダイナミックでハイテンションの演奏で、次々と新しいフレーズで紡いでいく「AND THEN AGAIN」へと続きます。
このアルバムは、全6曲中5曲をリーダー自身が書いていることから、自作自演集に相応しく、両面を通して聴くと自然と意気込みが伝わって来てあっという間に終わってしまいます。