2020月9月、ニューヨークでヘイトクライムによる暴漢に襲われて重傷を負ったピアニストの海野雅威さん、
その後、日本で治療リハビリを続け、見事復活してレコーディングに臨んだアルバムを聴きました。
このアルバムは、今年の3月に発売されていますが、今年の締めくくりとして取り上げました。
「Get My Mojo Back」 VERVE UCJJ-9033
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/14/d2/ae3fb790ba5bc1ee226108cec8f5efc4_s.jpg)
1. ISN‘T THIS GATE WORKING ?
2. BIRDBATH
3. CIRCLE
4. MORE MOJO
5. GET MY MOJO BACK
6. MR. ELEGANT SOUL
7. SEQUEL TO THAT OLD STORY
8. ENJOY IT WHILE YOU CAN
海野雅威 (p, celesta) DANTON BOLLER (b) JEROME JENNINGS (ds)
CLIFTON ANDERSON (tb) ANTHONY WARE (as, ts) VICTOR SEE YUEN (perc)
録音 2021年7月、9月
曲はすべて海野の書いたものですが、これまでの作品と違い、2人のホーン奏者とパーカッションを入れた編成となっています。
1曲目の「ISN‘T THIS GATE WORKING ?」は、パーカッションに導かれて、3管の分厚いハーモニーを背負いながら海野のピアノが躍動感を持ってプレイするという内容となっています。
3曲目の「CIRCLE」は、カリプソのリズムを取り入れた曲で、ここでソロを取るトロンボーンのクリフトン・アンダーソンが、かってソニー・ロリンズのグループに参加していたことからも、まるでロリンズの演奏のようにも聞こえます。
唯一ピアノ・トリオで演奏される「MR. ELEGANT SOUL」は、彼の敬愛するジュニア・マンスのプレイの如く、ソウルフルでありながらとても洗練されたプレイとなっています。
続く「SEQUEL TO THAT OLD STORY」では、最初と最後でチェレスタを弾いていて、この部分は管楽器とコール・アンド・レスポンスの形式を取っており、中間部はピアノ・トリオを中心に展開するという構成となっています。
最終曲の「ENJOY IT WHILE YOU CAN」は、ピアノ・トリオ+1で、パーカッションと参加者による手拍子で進行していきますが、バックビートの利いた素敵な演奏に仕上がっています。
海野の音楽はソロもトリオも、そして全員参加の編成も、いずれも一貫しており、このアルバムに収録されている8曲はいずれも美しいメロディの数々で、それをゲストたちが戻ってきた海野に対して楽しそうに演奏している様は、聴いているこちらにも十分伝わってくる内容となっています。
そして、このアルバムはレコーディングの一部がYou tubeにあります。
下は海野雅威がジミー・コブのグループに加わって、マイルスへのトリビュート作品として2011年4月に録音したアルバム(CD)で、久しぶりに全曲通して聴きました。
ロイ・ハーブローグのミュート・プレイを主体としたトランペットを含むカルテット編成ですが、特に「I‘LL REMEMBER APRIL」と「REMEMBERING U」の2曲はピアノ・トリオとなっており、海野のプレイを堪能することが出来ます。
「Remembering Miles」 Sony Music VRCL
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/30/8f/c46bcf22b951c6c821964e4e42af03d0_s.jpg)
その後、日本で治療リハビリを続け、見事復活してレコーディングに臨んだアルバムを聴きました。
このアルバムは、今年の3月に発売されていますが、今年の締めくくりとして取り上げました。
「Get My Mojo Back」 VERVE UCJJ-9033
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/58/e3/7d00e3914ee77a35fdab8ae00d9447e1_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5f/d4/ef7b58b2a498054a51f086f2e03d8a93_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/14/d2/ae3fb790ba5bc1ee226108cec8f5efc4_s.jpg)
1. ISN‘T THIS GATE WORKING ?
2. BIRDBATH
3. CIRCLE
4. MORE MOJO
5. GET MY MOJO BACK
6. MR. ELEGANT SOUL
7. SEQUEL TO THAT OLD STORY
8. ENJOY IT WHILE YOU CAN
海野雅威 (p, celesta) DANTON BOLLER (b) JEROME JENNINGS (ds)
CLIFTON ANDERSON (tb) ANTHONY WARE (as, ts) VICTOR SEE YUEN (perc)
録音 2021年7月、9月
曲はすべて海野の書いたものですが、これまでの作品と違い、2人のホーン奏者とパーカッションを入れた編成となっています。
1曲目の「ISN‘T THIS GATE WORKING ?」は、パーカッションに導かれて、3管の分厚いハーモニーを背負いながら海野のピアノが躍動感を持ってプレイするという内容となっています。
3曲目の「CIRCLE」は、カリプソのリズムを取り入れた曲で、ここでソロを取るトロンボーンのクリフトン・アンダーソンが、かってソニー・ロリンズのグループに参加していたことからも、まるでロリンズの演奏のようにも聞こえます。
唯一ピアノ・トリオで演奏される「MR. ELEGANT SOUL」は、彼の敬愛するジュニア・マンスのプレイの如く、ソウルフルでありながらとても洗練されたプレイとなっています。
続く「SEQUEL TO THAT OLD STORY」では、最初と最後でチェレスタを弾いていて、この部分は管楽器とコール・アンド・レスポンスの形式を取っており、中間部はピアノ・トリオを中心に展開するという構成となっています。
最終曲の「ENJOY IT WHILE YOU CAN」は、ピアノ・トリオ+1で、パーカッションと参加者による手拍子で進行していきますが、バックビートの利いた素敵な演奏に仕上がっています。
海野の音楽はソロもトリオも、そして全員参加の編成も、いずれも一貫しており、このアルバムに収録されている8曲はいずれも美しいメロディの数々で、それをゲストたちが戻ってきた海野に対して楽しそうに演奏している様は、聴いているこちらにも十分伝わってくる内容となっています。
そして、このアルバムはレコーディングの一部がYou tubeにあります。
下は海野雅威がジミー・コブのグループに加わって、マイルスへのトリビュート作品として2011年4月に録音したアルバム(CD)で、久しぶりに全曲通して聴きました。
ロイ・ハーブローグのミュート・プレイを主体としたトランペットを含むカルテット編成ですが、特に「I‘LL REMEMBER APRIL」と「REMEMBERING U」の2曲はピアノ・トリオとなっており、海野のプレイを堪能することが出来ます。
「Remembering Miles」 Sony Music VRCL
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5d/52/db4f6c671c8de547a4ca8073d6d459bd_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/30/8f/c46bcf22b951c6c821964e4e42af03d0_s.jpg)