テディ・ウイルソンと北村英治のセッション(2枚)を聴きました。
最初は、テディの初来日を捉えて録音されたもので、この後、コンサート、レコーディングで度々共演をしている北村英治との初めての録音です。
「TEDDY WILSON MEETS EIJI KITAMURA」 TRIO RSP - 9015

1. ON THE SUNNY SIDE OF THE STREET
2. TIME ON MY HANDS
3. I CAN´T GET STARTED
4. I´VE FOUND A NEW BABY
5. STARS FELL ON ALABAMA
6. WHISPERING
7. DREAM A LITTLE DREAM OF ME
8. BODY AND SOUL
9. AFTER YOU´VE GONE
10. SOMEDAY AWEETHEART
TEDDY WILSON (p) 北村英治 (cl) 原田政長 (b) BUFFALO BILL ROBINSON (ds) 増田一郎 (vib)
録音 1970年10月5日
これは、良く知られたスイングの名曲を集めた演奏集で、ヴィブラフォンが入ることによって美しい響きが一層増しています。
ジャケット内の記事によると、北村英治はとても緊張してこのセッションに臨んだようですが、結果として程よい緊張感が良い演奏を生み出しています。
ミディアム・テンポの曲を中心に纏めた選曲も良く、テディのコードを押さえる左手の動きと、右手のシングルトーンもはっきりと聞き分けられ心地良い響きとなっています。
「 BODY AND SOUL」での北村は、ベニー・グッドマンを意識している様に感じられるところもあり、アップテンポで演奏される「 I´VE FOUND A NEW BABY」や、「AFTER YOU´VE GONE」では、控えめに録音されているドラムスのブラシが演奏を引き締めており、全体のバランスも旨く収録されています。
続いては、上記のレコーディングから10年後に銀座のJUNKで収録されたライブ盤です。
「LIVE AT JUNK」 YUPITERU YJ25-7034

1. I GOT RHYTHM
2. WHISPERING
3. LIMEHOUSE BLUES
4. BODY AND SOUL
5. WHEN YOU´RE SMILING
6. WHERE OR WHEN
7. SWEET GEORGIA BROWN
8. THESE FOOLISH THINGS
9. HONEYSUCKLE ROSE
TEDDY WILSON (p) 北村英治 (cl) 池沢行生 (b) 須永ひろし (ds)
録音 1980年12月26日
このレコーディング時、テディ・ウイルソンは5回目の来日で、北村英治とは旧知の仲ということに加え、聴衆を前にしたライブということから、非常にリラックスした演奏となっており、速いテンポとミディアム・テンポの演奏が旨く織り混ざって収録されています。
また、最初のレコーディングにも収録されている 2曲が含まれており、「WHISPERING」では、確実なビートで演奏をサポートしている池沢のベース・ソロが、一方の「 BODY AND SOUL」では、最初のレコーディングと同じようにテディと北村の気心知れた対話が感じられる演奏となっています。
その中で、圧巻は1曲目の「I GOT RHYTHM」で、最も速いテンポで演奏され、テディと北村の絡みが素晴らしいし、後半でソロを取る須永のドラミングも旨く捉えられていて、「SWEET GEORGIA BROWN」におけるテディの歯切れの良いロング・ソロが聞けます。
そして、「THESE FOOLISH THINGS」では、北村が趣を変えてベン・ウエブスターばりのテナーサックスを吹いていて、演奏後の拍手が鳴り止まぬうちに最後の「HONEYSUCKLE ROSE」へと続いて行きますが、ベースのソロやドラムスとの4バースを挟んで6分を超える演奏があっという間に終わってしまいます。
上記2枚のテディ・ウイルソンは、いつもと変わらぬ演奏に対し、2枚目の北村英治は、明らかに手慣れてリラックスしたプレイとなっています。
最初は、テディの初来日を捉えて録音されたもので、この後、コンサート、レコーディングで度々共演をしている北村英治との初めての録音です。
「TEDDY WILSON MEETS EIJI KITAMURA」 TRIO RSP - 9015



1. ON THE SUNNY SIDE OF THE STREET
2. TIME ON MY HANDS
3. I CAN´T GET STARTED
4. I´VE FOUND A NEW BABY
5. STARS FELL ON ALABAMA
6. WHISPERING
7. DREAM A LITTLE DREAM OF ME
8. BODY AND SOUL
9. AFTER YOU´VE GONE
10. SOMEDAY AWEETHEART
TEDDY WILSON (p) 北村英治 (cl) 原田政長 (b) BUFFALO BILL ROBINSON (ds) 増田一郎 (vib)
録音 1970年10月5日
これは、良く知られたスイングの名曲を集めた演奏集で、ヴィブラフォンが入ることによって美しい響きが一層増しています。
ジャケット内の記事によると、北村英治はとても緊張してこのセッションに臨んだようですが、結果として程よい緊張感が良い演奏を生み出しています。
ミディアム・テンポの曲を中心に纏めた選曲も良く、テディのコードを押さえる左手の動きと、右手のシングルトーンもはっきりと聞き分けられ心地良い響きとなっています。
「 BODY AND SOUL」での北村は、ベニー・グッドマンを意識している様に感じられるところもあり、アップテンポで演奏される「 I´VE FOUND A NEW BABY」や、「AFTER YOU´VE GONE」では、控えめに録音されているドラムスのブラシが演奏を引き締めており、全体のバランスも旨く収録されています。
続いては、上記のレコーディングから10年後に銀座のJUNKで収録されたライブ盤です。
「LIVE AT JUNK」 YUPITERU YJ25-7034



1. I GOT RHYTHM
2. WHISPERING
3. LIMEHOUSE BLUES
4. BODY AND SOUL
5. WHEN YOU´RE SMILING
6. WHERE OR WHEN
7. SWEET GEORGIA BROWN
8. THESE FOOLISH THINGS
9. HONEYSUCKLE ROSE
TEDDY WILSON (p) 北村英治 (cl) 池沢行生 (b) 須永ひろし (ds)
録音 1980年12月26日
このレコーディング時、テディ・ウイルソンは5回目の来日で、北村英治とは旧知の仲ということに加え、聴衆を前にしたライブということから、非常にリラックスした演奏となっており、速いテンポとミディアム・テンポの演奏が旨く織り混ざって収録されています。
また、最初のレコーディングにも収録されている 2曲が含まれており、「WHISPERING」では、確実なビートで演奏をサポートしている池沢のベース・ソロが、一方の「 BODY AND SOUL」では、最初のレコーディングと同じようにテディと北村の気心知れた対話が感じられる演奏となっています。
その中で、圧巻は1曲目の「I GOT RHYTHM」で、最も速いテンポで演奏され、テディと北村の絡みが素晴らしいし、後半でソロを取る須永のドラミングも旨く捉えられていて、「SWEET GEORGIA BROWN」におけるテディの歯切れの良いロング・ソロが聞けます。
そして、「THESE FOOLISH THINGS」では、北村が趣を変えてベン・ウエブスターばりのテナーサックスを吹いていて、演奏後の拍手が鳴り止まぬうちに最後の「HONEYSUCKLE ROSE」へと続いて行きますが、ベースのソロやドラムスとの4バースを挟んで6分を超える演奏があっという間に終わってしまいます。
上記2枚のテディ・ウイルソンは、いつもと変わらぬ演奏に対し、2枚目の北村英治は、明らかに手慣れてリラックスしたプレイとなっています。