アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ミツマタ ‐ 中国大輪

2023-02-27 17:17:21 | みんなの花図鑑

もうすぐ3月。ミツマタが咲きだしました。
通販カタログによると、ミツマタ中国大輪 は 名前の通り通常のミツマタよりボリュームのある球状の花を咲かせる、とあります。




でも、ここ安城デンパークのミツマタ中国大輪はどういうわけか球状にならず、つぼみがハチの巣そっくりな普通のミツマタに近いです。





周辺部から咲きだします。
ミツマタには 花弁は無く、黄色い4弁は筒状の萼の先が4つに割れた部分です。





4つの黄色い雄しべが見えますが、これは長いほうの雄しべで、他に短いおしべがさらに4つあるそうです。





日に透かしても短いほうの雄しべは見えないですね





そして 短いおしべと同じくらいの高さの雌しべがあるそうです。





白い毛の筒部分は萼筒です。
ミツマタ(三又)の学名は Edgeworthia chrysantha ですが、シノニムに Edgeworthia tomentosa (Thunb.) Nakai というのがあり、種小名の tomentosa は 「フェルト化した(密に細綿毛のある)」の意ということです。





短いほうのおしべらしき部分が少し見えています。ただ 雌しべも短いおしべと同じ高さだそうですから、奥に見えているのは自家受粉した雌しべの柱頭部分かもしれません。





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