アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

サンシュユ - 愛知県緑化センター

2020-02-29 09:45:19 | みんなの花図鑑

2週間前は すべて蕾だったサンシュユも、あっという間に こんなに開花していました。




サンシュユは ミズキ科の落葉小高木。




別名に 「ハルコガネバナ」があり、花の季節は サンシュユより ハルコガネバナのほうがずっと似合ってます (^^♪




花を受ける萼片に当たる部分を 総苞片といいます。 なぜ萼と言わずに総苞というかというと、 つぼみのとき、萼は1個の花を包んでいますが、総苞は たくさんの花をまとめて包んでいるので「総苞」といいます。 サンシュユも たくさんの花をまとめて包んでいるので「総苞」といいます。タンポポなどキク科の花も たくさんの小花を総苞がまとめて包んでいます。あれと同じです。




サンシュユのばあい、4枚の総苞片に包まれて 20〜30個の小花が入っていると言われてます。


トサミズキ - 愛知県緑化センター

2020-02-28 18:00:08 | みんなの花図鑑

トサミズキは マンサク科なのに どうして「ミズキ(水木)」が付くかというと、 「葉の様子が葉脈も平行に走り、ミズキの仲間に似ているので」という説があります。




けれど、似ていると言えば、マンサクの葉のほうが(同じ科ゆえに) はるかにそっくりなのに、 なぜことさら高木のミズキの葉に似ていると思ったのか、いささか共感し難い感があります (´・ω・)




実はなぜ「ミズキ(水木)」が付くかについては、他にも説があります。
マンサクと同様に黄色い花を付ける木なので、豊年満作を意味する「ミタスキ(満木)」と呼ばれていたのが訛り 「ミズキ」となった、という説です。




でも、マンサクの花と トサミズキの花は 似ても似つきません。 黄色といっても 形状が違い過ぎます。 葉っぱがマンサクにそっくりだから、「土佐満作」とか呼ばれるのなら、了解できますけども。




去年の果実です。 果実をみれば やはりマンサク科を思わせますね (^^)/


ウメ(紅梅)‐ 愛知県緑化センター

2020-02-28 13:16:25 | みんなの花図鑑

「紅梅」でググると、 「紅梅織」という語がヒットします。




「紅梅織」とは?
細い糸の間に太い糸を織り込んで、布の表面に縦・横または格子状の凹凸をあらわした薄手の織物。夏の着尺用。紅梅。勾配織り。





人前で着るものとして扱われなかったゆかたが,男女ともに外出にも着るようになったのは明治中期以後,上物ができたからである。現在でも女物の紅梅(こうばい),綿絽(めんろ),綿縮(めんちぢみ)などの中形(ちゆうがた)染や長板本染中形(ながいたほんぞめちゆうがた)の高級ゆかたは,八寸名古屋帯をお太鼓に締めて街着とする。(世界大百科事典「紅梅」)













梅園にて - 緑化センター

2020-02-28 10:00:00 | みんなの花図鑑

ヒトの眼は都合よくできているもので、 たとえば こんな↑ 景色、 白・ピンク・黄色の点描画と思って思わずシャッターを押したんです。
写った画像の 下のほうを見てがっかり (ToT)




梅園といっても、 紅梅、白梅のほかに ロウバイ(蝋梅)もあります。 同じころ咲く「梅」と名の付く木を植えたんだね (^^)/




ウメは 真っ白から 真っ赤まで ピンクも含めて 何種類かあります。




逆光で 紅梅がキレイだったんですけど、ねぇ (´v_v`)




ロウバイも遠くからみてれば、まだまだ元気に見えます。




花を撮ったんですが、 よく見ると 果実がぶら下がってます。 去年の果実ですよね(´・ω・)


ミツマタ - 愛知県緑化センター

2020-02-28 00:48:56 | みんなの花図鑑

2週間前ここを訪れたときは 蕾だけでしたが、ようやく外周の小花から開花しだしました。




下を向いて咲いているので、こちらがかがんで 見上げるようにして撮ってます。




花弁はなく、筒形の萼の先端が4裂して花弁の代わりをしています。




ジンチョウゲ科なので、咲き方が ジンチョウゲに似ていますが、 ジンチョウゲのばあいは 萼の外側が赤いのでつぼみのときは目立ちますが、花が開くと白いので、かえって目立たなくなります。




ミツマタのばあいは 萼筒の外側は白っぽいのでつぼみのときはひっそりしているけれど、内側は黄色なので、開花すると(下からのぞくと) キレイです (^^)/




萼筒の入り口に 4本の雄しべが見えてます。 雄しべはこれ以外にも4本あり、それらは 萼筒の付け根のほうに、雌しべと一緒に、 あるということです。

ウンナンオウバイ - 安城市KS

2020-02-27 17:10:46 | みんなの花図鑑

ウンナンオウバイは モクセイ科ソケイ属。 ソケイ属というと難しいが、要するに ジャスミンの仲間なのだ。
ジャスミンは、モクセイ科ソケイ属(素馨属、学名: Jasminum)の植物の総称。
ジャスミンとソケイ属の中国名はそれぞれ「素馨」「素馨属」。(wiki「ジャスミン」)




学名: Jasminum mesnyi
属名の Jasminum はアラビア語の「ysmyn(マツリカ)」をラテン語化したもの。
種小名の mesnyi はイギリス人の植物採集家 「William Mesnyさんの」という意味。




ウンナンオウバイJasminum mesnyiの花はソケイ属(ジャスミン属Jasminum)特有の花構造で、蕾は鐘状で花被裂片6~8(八重もある)、雄蕊2、雌蕊1、子房2室です。 (四季の花散歩>横浜鎌倉の四季>更新記録>モクセイ科>黄色花>早春花>春の花「ウンナンオウバイ花散歩」)



花冠は6~8つに分かれるが、花の中心から旗弁がでるものもある。中心には1本の雌しべと2本の雄しべがあるが、種子は稔らない。(岡山理大 植物雑学辞典「ウンナンオウバイ」)




仲間に オウバイがあります。
ウンナンオウバイ Jasminum mesnyi 常緑半つる性低木
オウバイ Jasminum nudiforum 半つる性落葉低木


ジンチョウゲ - 安城市WB

2020-02-27 10:34:10 | みんなの花図鑑

蕾のときの赤色のほうが目立つジンチョウゲ。




沈丁花という名前は、香木の沈香のような良い匂いがあり、丁子(ちょうじ、クローブ)のような花をつける木、という意味でつけられた。(wiki)




その丁子のような形が、集まって咲くものだから、よく分からない。




ジンチョウゲさん、 裏と表が 逆ですよ~~ (´・ω・)




色よりも 香りが売り? の ジンチョウゲ。


サクラ(寒緋桜)‐ 於大公園(東浦町)

2020-02-27 09:09:36 | みんなの花図鑑

この写真は 2月17日(10日ほど前)に撮ったものです。




釣り鐘状の花が特徴で、学名の種小名 campanulata は「カンパニュラの様な」と言う意味で、キキョウ科ホタルブクロ属(Campanula、カンパニュラ)の花が下向きに咲く所になぞられて名付けられた。(wiki)




多くの桜とは異なり花弁は散らず、萼のついた状態で落花する。(同上)




おおよそ1月から3月にかけてが開花期となる。この早咲きの特性と、下向きに花が咲く特質が、他のサクラと交配した時に影響を与え、各地で優秀な園芸品種が出来ている。その中でも、このサクラとオオシマザクラの自然雑種、サトザクラ「河津桜」が近年、有名になり観光名所に植えられている。(同上)




日本各地の桜の開花予想日は、主にソメイヨシノが基準となっていますが、沖縄では このカンヒザクラが基準となっているようです。


サクラ(河津桜) - 蓮華寺(岡崎市)

2020-02-26 17:04:01 | みんなの花図鑑

名前が分からないのですが、 この時期に咲く ソメイヨシノより色の濃いサクラは何でしょう?




「早咲き桜 ピンク」でググると、 河津桜と 寒緋桜の画像ばかり出てきます。




イケリンさんからも 「河津桜では」 との情報をいただきましたので、 桜の種類は「河津桜(カワヅザクラ)」にしておきます。




























ウメ - 安城市KY

2020-02-26 09:44:04 | みんなの花図鑑

おそらく梅干しを作るために植えられてるのでしょう、畑(梅園?)の梅たち。




散歩道なので いつも見ているのですが、その花が 大輪であることに今日気が付きました。




そして、 萼の赤がキレイなことも (^^)/




萼のほうにばかり ピントを合わせてます (´∀`)




そういえば、アンズの花も 赤い萼がキレイですが、あれは たしか反り返るのが特徴だったっけ。




蕾のときは 花弁もうっすらピンクで なお可愛い (^^♪