先日、ミソハギのシベタイプの違うものを求めて安城デンパークに行ったとき、目的はいち早く達成されたので、小走りで園内を回ってきたとき出合った花たちを2回に分けてお送りします。
第1回は 主として 「
秘密の花園」の花たちを取り上げます。
名前が分からないものも2つあります。
クレオメ

「クレオメだよね~! でも一応 Google Lens で確認しておこうか?」ってスマホ向けると・・・

Google Lens は「セイヨウフウチョウソウ」と言ってくるので 慌てちゃいます (´∀`)

学名:Cleome hassleriana
または Tarenaya hassleriana
和名:セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草)

英名は spider flower です。
ネコノヒゲ

ネコノヒゲはシソ科のオルトシフォン属の植物で、インドネシア語(マレー語)でも 「クミス・クチン」(猫の髭)と呼んでます。
余談ですが、クミス・クチンの綴りは kumis kuching でなくて kumis kucing が正解です。

英語でも Cat's Whisker で 「猫の髭」です !(^^)!
ゴマ属の?⇒ Ceratotheca triloba

ひとつ目の名前の分からない花です。

シソ科の唇形花で、Google Lens で検索すると ゴマ属? と言ってくるのですが・・・
〔追記〕
さざんかさんよりご教示いただき
ゴマ科の ケラトテカ・トリロバ (Ceratotheca triloba)
英名:ワイルドフォックスグローブ(wild foxglove)
で確認できました。
さざんかさん、ありがとうございます!
ペンタス

花冠がきれいな星形の5角形に割れているから ペンタゴンのペンタス。

デンパークの秘密の花園のペンタスはよく見るめしべが真ん中から伸びているタイプですが・・・

ペンタスには 実は もう一種類あるんですよ。

それがこれ ↑
ご覧のように、中から出ているシベが 雌しべ ではなく 複数の雄しべなのです。
ペンタスの花には 雌しべのほうが長い長花柱花と 代わりに雄しべが表に伸びている短花柱花とあるのです。
園芸コーナーに出ているペンタスは 長花柱花のほうが圧倒的に数が多いのですが、理由は やはり花がすっきりしているからでしょうね
トウワタ

トウワタがもう咲いていました。

これからず~っと観察できそうなので、きょうは証拠写真だけ (^_-)-☆
さて、デンパークの秘密の花園で名前の分からない花その2です。
コミカンソウ属?

遠くから見ると こんなです。当然、「わっ、これ何だ?!」 です。

でも、近くで見ると、あれっ、これもしかして!です。

Google Lens で検索すると 案の定 コミカンソウ属 と言ってきます。
そうなんです、葉っぱが コミカンソウの葉によく似ているのです。
でも、野草のコミカンソウが植えてあるはずないから、コミカンソウ属の何か園芸品種ではないのかと思うのですが、それ以上は判りません。
〔追記〕
そこで、さざんかさんに 教えてもらった MS Edgeブラウザで 画像検索させてみました。
そこに出て来る画像で、一番似ているのは「フィランサス・フェァリー」でした。
Google Lens では 「コミカンソウ属」までは出てきましたが、「フィランサス・フェァリー」は出てきません。
Edgeの画像検索では たくさんある中に「フィランサス・フェァリー」はありますが、属として「コミカンソウ属」は検出してません。
なので、色々ツールを組み合わせるのが良いのかなと思いました(^^ゞ
なお、MS Edgeブラウザを使ってみた感想ですが、私のgooブログ記事はOKだったのですが、フォロワーのかたの記事の中で 写真が一部表示されないことがあります。やはり使い慣れたChromeが使いやすい \(^o^)/
トレニア

きょうの最後は 秘密の花園を出て 正門ゲートを入った周回道路のハンギングのトレニアです。

トレニアというと私はいつもこの雄しべ同士がくっついてアーチを作っている部分ばかり撮ってしまいます(^^ゞ

トレニアでは5本ある雄しべの1本が退化してなくなり、上側の2本の雄しべはアーチ形につながり、下側に2本の雄しべは短く雌しべの基部にあります。これは科は違うけれどノウゼンカズラやアメリカノウゼンカズラの雄しべと同じです。

それらの花でなぜ2対の雄しべがアーチを作るのか? 明快な説明をまだ聞いたことがありません。
あすはそれ以外のところで出会った花を取り上げる予定です。
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