アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

セイヨウハシバミ - 愛知県緑化センター

2019-07-31 23:38:29 | みんなの花図鑑

これも、ただの「ハシバミ」とのちがいがハッキリしません。
ハシバミの果実も 同じような果実なんです。





ただ、セイヨウハシバミの果実は「ヘーゼルナッツ」として 有名です。
ハシバミのほうには とくに ナッツとしての名がありません。





ナッツとして食べる以外にも、西洋では この木から ステッキを作るそうです。
材は軽い割りに硬いからだそうです。




学名:Corylus avellana

”Corylus” は、ギリシャ語で「兜」を意味する ”corys” が語源です。表面が堅く、乾燥した堅果(けんか)を覆うガクのような部分の総苞(そうほう)の形が、兜に似ているところからきています。
(『樹木の伝説』ハシバミ)




セイヨウサンザシ - 愛知県緑化センター

2019-07-31 23:28:55 | みんなの花図鑑

なんだか サンザシの果実と変わらない気がしますが、樹名板には「セイヨウサンザシ」と書いてありました。




【セイヨウサンザシとの違い】
 サンザシは葉の裏や花柄に毛が多いが、セイヨウサンザシにはサンザシに見られるような毛がない。
(樹木図鑑 植木ペディア「サンザシ」)





サンザシと同じく 秋には 赤く熟し、食べれるそうですから、棘に気を付けなくても済むから、こちらのほうが安心ですね




アカメガシワ - 鞍ヶ池公園+愛知県緑化センター

2019-07-31 12:59:06 | みんなの花図鑑

木に戻って、アカメガシワです。
これを アカメガシワの「雌花」というのか、「若い果実」というのか、微妙なところですが。
まず、鞍ヶ池公園のほうで出会ったアカメガシワです。





鞍ヶ池公園には 牧場周りにアカメガシワの木がけっこうあります。
うまい具合に、雄株と雌株が並んで(あるいは 交互に)生えていることが多いです。
雄株のほうは 雄花も散り、花柄だけが残っている状態が多いです。
今目立つのは、やはり、雌花(若い果実)のほうです。




子房の頭には 3裂(または 4裂)した柱頭が 赤いリボンのように残っています。





ここからは、愛知県緑化センターのアカメガシワです。
こちらは 柱頭があまり赤くないです。





そのかわり、こちらは 子房の表面から生えてる腺毛(棘状の突起)の長さが長く見えます。





子房(若い果実)ひとつを拡大すると こんな風貌?をしています。




ヤブガラシ - 豊田安城自転車道

2019-07-30 12:52:17 | みんなの花図鑑

ブドウ科のヤブガラシ。
咲く順番に状態を紹介します・・・





雄しべは 4本。
花弁は 4枚。開くとすぐ反り返る。






横から見た図。花弁は反り返り、丸められている。
早くも おしべの一本と 花弁の一枚が脱落している。






花弁が4枚とも脱落した花。






おしべ2本と 花弁全部が落ちた花。徐々に、オレンジ色だった花盤がピンクに変色していく。






花弁は全部落ち、雄しべも1本だけになった花。花盤上の蜜は受粉が終わるまで まだいっぱいだ。






萼片にくっついてる球体は 蜜の雫ではなく、「Pearl bodies (真珠体)あるいは Pearl glands (真珠腺)とも呼ばれている植物体由来の栄養体なのだという。」(続・樹の散歩道 「ヤブガラシの謎の球体の正体 」)





真珠体は「植物が自分を守るために虫に与えている餌となっているとの見解もある。」(同上)




アメリカオニアザミ - 安城市R1

2019-07-30 11:00:05 | みんなの花図鑑

前回、このアメリカオニアザミを撮ってからだいぶ時がたっているので、そろそろ 綿毛が楽しめるかと思っていったが、まだまだ 花の最盛期。





白い花粉を勢いよく突き出している花や・・・





さあ、これから咲くぞ という花など、程度はいろいろ。





アメリカオニアザミの棘は 史上最強 (ToT) そんな棘は 美しい花を守るためにある。





棘が痛いほど、花が美しく見える。





アザミの花が 花火に昇華した!




メハジキ - 豊田安城自転車道

2019-07-30 10:49:56 | みんなの花図鑑

メハジキは シソ科の野草です。私はこれに勝手に「木立ちフウロ」なんて名をつけてますけど。葉っぱが少し似てるんです。





花期は7-9月。花は茎の上部の葉腋に段上にかたまって、輪散花序になってつく。(wiki「メハジキ」)





花冠は長さ10-13mmの2唇形で、紅紫色をし、外面に白い毛が密生し、下唇は前方に突き出て3裂し内面に赤い縦筋がある。(同上)





雄蕊は4個あり、上唇の内側に沿って伸びる。雌蕊は1個ある。(同上)





花序の下に刺針状の短い小苞がある。
萼は筒状で長さ6-7mmになり、等しく5裂して裂片の先は刺状に鋭くとがる。(同上)

この部分を 不用意に掴むと、痛いのです・・・


アメリカフヨウ - 安城デンパーク

2019-07-30 10:02:54 | みんなの花図鑑

愛知県緑化センターの<若い木の実>を投稿中ですが、7月ももう終わりなので、ここで、7月中にアップしておきたい花を挿みます。
その1:アメリカフヨウ





ナシ園のそばに植わっています。





アメリカフヨウのめしべって 先端の柱頭がかならず上を向いてるんですね。






先だって間違いに気がついたのですが、よく似た花径のタイタンビカスは こんな風に 柱頭が上を向かないんですね。




仲間のフヨウの柱頭は 途中まで一本になってるけれど、アメリカフヨウの柱頭は はじめから分離してることも 特徴らしいです。




シナサワグルミ - 愛知県緑化センター

2019-07-29 20:02:11 | みんなの花図鑑

同じ「クルミ」と名がついても、前出のオニグルミと大違いです。果実はこのような翼果で、食べれるくるみの実ではありません。





翼果なので、むしろカエデの仲間とよく似ています。





シナサワグルミとサワグルミは良く似ています。とくに 葉や果実は。





良く間違えられるのですが、葉と葉の間の小枝に 「翼」があれば、シナサワグルミ、なければ サワグルミです。