マリゴールド(センジュギク)
安城デンパークの寄せ植えのサルビアとマリゴールドです。
黄色のほうがマリゴールドです。
(
マリーゴールドと呼ばれることが多いですが、英語の marigold のことなので
マリゴールドとここでは呼びます)
スマホの Google Lensで検索すると、必ず 「センジュギク」を第1候補に挙げてくるマリゴールドです。
センジュギクとマリゴールドはどういう関係になるのでしょうか?
「マリーゴールドの仲間は、分類に混乱が見られます(中略)この仲間で、観賞用に栽培されるものは、すべて、メキシコ原産です。
メキシコ原産なのに、アフリカン・マリーゴールドや、フレンチ・マリーゴールドと呼ばれる種があります。これらは、誤解によって付けられた名です。」(図鑑.net モバイルブログ・松沢千鶴 「マリーゴールドの正体は?」)
「フレンチ・マリーゴールドには、コウオウソウ(紅黄草)という日本語名があります。」(同上)
「アフリカン・マリーゴールドのほうには、センジュギク(千寿菊)という日本語名があります。」(同上)
「マリーゴールドの分類は、前記の日本語名から取って、キク科コウオウソウ属、または、キク科センジュギク属とされます。コウオウソウ属とセンジュギク属とは、名前が違っても、実体は同じです。」(同上)
「さらに、ややこしいことがあります。英語でマリーゴールドMarigoldというと、日本で言うマリーゴールドとは、違う種を指すことが多いのです。
もともとの英語では、Marigoldといえば、トウキンセンカ(唐金盞花)という種を指しました。」(同上)
この黄色いマリゴールドには 看板が掲げてあって、そこには
「Tagetes erecta 'March Yellow'
マリーゴールド ’マーチ イエロー’」
とありました。
でも、 Tagetes erecta で検索すると 「
センジュギク」(ウィキペディア)が検索トップに出てくるのです。
「センジュギク(千寿菊、学名:
Tagetes erecta)は、キク科コウオウソウ属の一年草で、観賞用に栽培される草花である。」
アンゲロニア
アンゲロニアは ゴマノハグサ科(→オオバコ科)に分類される南米原産の花です。
アンゲロニアの花を大写しにすると、私はいつも「阿鼻叫喚」という言葉が浮かんできます。
阿鼻叫喚とは?
「地獄に落ちた亡者が、責め苦に堪えられずに大声で泣きわめくような状況の意から。」(三省堂 新明解四字熟語辞典より一部引用)
仏教の言葉です。
ところが アンゲロニア(Angelonia)とは ラテン語で「Angelos(天使)」です。
この花の(いったい)どこを見て 「天使」を発想したのでしょうか? (´・ω・)
というか、「天使」と聞いて ローマ神話のキューピッドを想像してませんか (´∀`)
エンジェル は キューピッドではないのです !(^^)!
「英語の angel はギリシア語のアンゲロス(αγγελος;angelos)に由来し、その原義は「伝令」「使いの者」である。古代ギリシア・ローマ世界では、アンゲロスは生身の人間としての伝令を表す言葉であると同時に、神々と人間の中間の霊的存在としての伝令を指す言葉でもあり得た。」(日本語wiki「天使」)
キリスト教で、天使の中に 「
堕天使」という概念があって、
「堕天使(だてんし)は、主なる神の被造物でありながら、高慢や嫉妬がために神に反逆し、罰せられて天界を追放された天使、自由意志をもって堕落し、神から離反した天使である。」(日本語wiki「堕天使」)
この堕落した天使のことを悪魔と呼んでいるそうなので、花の「アンゲロニア」はさしずめ この堕天使(fallen Angel)を言っていたのではないかと思えてきました。(あくまでも勝手な憶測ですが (^^ゞ)