6月のデンパーク、 今度は 樹の花と実をランダムに。 いままで名前を知らなかった珍しい 木ばかり 集めてみました。

この木の実を見て 私はてっきり「ジューン・ベリー」(アメリカザイフリボク) と思いましたね。

樹名板には
「Amelanchier laevis 'Snow flakes'
アメランキエル・ラエビス ’スノー・フレーク’
バラ科
園芸品種 」
と書いてありました。
そこで、「アメランキエル・ラエビス」で検索すると、なにもヒットしません。
仕方がないので、「Amelanchier laevis」でググると、 英文ウィキペディアのページがありました。
概要は以下の通りです:
スムース・シャッドブッシュ
英語から翻訳-Amelanchier laevisは、バラ科の北米種の木で、高さ9メートルまで成長します。ニューファンドランド州西部からオンタリオ州、ミネソタ州、アイオワ州まで、ジョージア州とアラバマ州まで、カナダ東部と米国東部を原産としています。 ウィキペディア(英語)
学名: Amelanchier laevis
上位分類: ザイフリボク属
科: バラ科
ジューンベリーに 似ていて当たり前だったのです (^^ゞ
さて、 おいしそうな樹の実は これだけで、あとは 地味なのがつづきます。
つぎも 難しい名前の樹です。 樹名板を出しちゃいます。(↓)

「ビブルヌム」というのは ガマズミ属のことで、 英語読みして「ビバーナム なんとか」という木は 皆さんも聞かれたことがあるでしょう。テマリバナや アジサイに似た花を付ける木が多いですね。

こんな葉っぱで・・・

ガマズミ属にしては 割と大きめの果実(まだ青いですが)が生ってます。
つぎの樹の果実は、 袋果? です。

全体はこんな木で、 樹名板には
「Stphylea pinnata
スタフィレア・ピンナータ
ミツバウツギ科」
とあります。

「スタフィレア・ピンナータ」でググったって、どうせ何も出てこないだろう・・・
ところが、ググると、 デンパークのこの木の四季折々の画像がたくさん出てきます。

画像は出てきますが、 記事がなかなか出てきません。
風船葛みたいな袋果なのですが・・・
さて、 こんどは花です。 今まで名前の分からなかった樹が 花が咲いて 掲示板にお尋ねすることができて、ようやく名前の分かった樹を2つほど。
1つめは こんな木です。

細かい花がいっぱい付いています。

まだ蕾かと思ったら、 これですでに咲いているようです。

マサキの花に似ているなと思いますが、 葉が マサキ ではありません。

掲示板にお尋ねしたところ、 「ヒゼンマユミ(ニシキギ科)」ではないかということでした。
ヒゼンマユミで検索したところ、 リュウキュウマユミという仲間があり、そちらの花も似ていると思いました。 いずれにしても 南方系の 樹ということでした。
最後は、 やはり花が咲いて気が付いた樹です。

この木の横を通り過ぎると、 上からあられのように 花が降ってくるのです。それで 見上げてみると、こんな葉と花の木が!

全体は こんな風で、樹高は 4mくらい。

花は あずき色の葯を付けた花と・・・

葯が爆ぜて花粉を放出した 白一色の花と、2種類あります。

その花粉を放出した花が つぎつぎと 地面に落ちているのでありました (^^ゞ

キャラボクの上に落ちた花を撮ってみました。こんな花です。
掲示板にお尋ねしたところ、 チシャノキ(ムラサキ科)ということが分かりました。 仲間に マルバチシャノキ というのがあるので、こちらの可能性は無いかと 追加質問したところ、
「マルバチシャノキも考えたのですが、葉裏から見える葉脈の流れ方がチシャノキっぽく、花序が円錐状ですので、チシャノキを候補にしました。
マルバチシャノキなら葉表で葉脈が細脈まで凹んでシワシワ感が強く、花序も丸くまとまった散房花序の筈です。」
「マルバチシャノキは開花後すぐに花びらが反り返る」
という判別方法まで教わりました。 大変よく分かりました (^^♪