アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ヒメユズリハ - 於大公園(愛知・東浦)

2018-12-31 10:07:27 | みんなの花図鑑

春に新しい若葉が出ると、古い葉が席を譲るように落葉することからユズリハといい、ユズリハより小さいことからヒメユズリハという。(三河 植物観察)



果実は長さ約1㎝の惰円形の核果、冬に藍褐色に熟し、垂れ下がらない。(三河 植物)




ユズリハは葉がやや大きく、(中略)葉裏が白色を帯び網状脈が目だたない。(三河 植物)




タブノキは葉裏の側脈が明瞭で、(中略)果実は夏に黒紫色に熟し、果柄が赤色を帯びることが多い。(三河 植物)



ガマズミ - 於大公園(愛知・東浦)

2018-12-31 09:38:20 | みんなの花図鑑

於大公園のガマズミですが、実はいっぱい生って恰好の被写体なのに、南側に 背の高いクスノキ?があり、私が訪れるときはいつも 日陰になって うまく撮れた試しがありません。
これは わずかばかり 陽が当たっている部分を撮ったもの。




これは 失敗作。
これまでも何度か渡来したけれど、いつもこんなふうに 日陰の実なので、投稿できなかったのです。
でも、ガマズミの実は食べることができ、とくに こんなふうに しわしわになっている実は 糖度が上がっている!
と、ブログ記事 にあったので、あえて失敗作 投稿してみました。




アズキナシ - 於大公園(愛知・東浦)

2018-12-31 09:24:49 | みんなの花図鑑

於大公園の周回道路の 公園と反対側の林の縁に こんな細かいオレンジ色の実をつけた木があって、背が高いので、コンデジの望遠側で撮ってみたのですが、「オレンジ色の木の実」で検索しても ピッタリのがでてきません。




例のごとく「このきなんのき掲示板」にお尋ねしてみました。
「アズキナシを候補に挙げてみます。
余り自信ありません・・・・。」
というお答えをいただきました。




赤い実のアズキナシなら 以前見たことがあります。
というか、私にとって アズキナシ は赤い実だったのです。

赤い実のアズキナシ




下に落ちている 果実を パチリしました。
やはり オレンジ色です。
というわけで、木の枝振りや 果実のなる様子はそっくりなのですが、オレンジ色というのが ピラカンサの 赤い実とオレンジ色の実のように種類が違うように見えて、アズキナシと特定することに躊躇しています。

〔追記〕すこし調べなおしました。
その結果、「アズキナシの実は赤い」と考えてたのがまちがいだったようです。
もちろんオレンジ色というのも言い当ててなく、
「果実は熟すと紅色から柿色に近い絶妙な中間色になる。」という表現が適切だったようです。
表題から?マークを取り、アズキナシと特定します。




ピラカンサ - 於大公園(愛知・東浦)

2018-12-31 09:04:51 | みんなの花図鑑

赤い実のピラカンサには、トキワサンザシと ヒマラヤトキワサンザシ(カザンデマリ)の2種があって、区別が難しいという。




両種とも葉が無毛で、果実が真っ赤に熟す点が共通するからだ。




それに、属間交配がされてハイブリッドがいっぱい生まれているので、血統書でもなければ見た目では区別できないのだという。




ピラカンサ基本3種のうち、オレンジの実をつけるのはこれだけなので、タチバナモドキという種類ですね。




あと、以前も話題になりましたが、ピラカンサの実は 鳥が食べるのか?
大好きでいろんな(←何種類もの)鳥が食べにくるという説と
まずいので鳥も食べないという説と、相半ばしています (◞‸◟)
これも 今年中には 解決できそうもありません。



セイヨウニンジンボク - 於大公園(愛知・東浦)

2018-12-30 09:02:15 | みんなの花図鑑

地味な樹木の果実シリーズもこれが最後となります。
この木の実は 花のときが思い浮かばず、木の名前が思い出せませんでした(ToT)




こんなに特徴的な果実なんだから、と、いろいろと想像をめぐらしたんですが、1日たっても それらしきものに出会わず、やむなく掲示板に 「教えて! 」しました。



やや、あって、「セイヨウニンジンボクでは」と回答をいただき、そうだ、それだったんだ (´∀`)
と了解した次第。




いやー、脱殻だけで判断するのは 難しいものですね ((+_+))




できたてのセイヨウニンジンボクの果実



サラサウツギ - 於大公園(愛知・東浦)

2018-12-30 08:45:31 | みんなの花図鑑

地味~~な 木の実シリーズ、あと2つほど。
愛知県緑化センターでもみた サラサウツギ。




サラサウツギ や ウツギ(卯の花)は ユキノシタ科・ウツギ属。
お椀の中に ローソクの芯を立てたような 果実をつくります。




中身が抜けても 殻だけ固くなって いつまでも残っています。




ウツギの花の めしべは 基部から3(~5)本に分かれ遅くまで残ります。果実になっても残りつづけ、果実の中の種子が散布されても こんなふうに 3(~5)本の触角?みたいに 残っているという訳です。



リョウブ - 於大公園(愛知・東浦)

2018-12-29 16:40:35 | みんなの花図鑑

だんだん 地味になってきました 冬の果実の風景。
今度は リョウブ(令法)です。
リョウブの実は面白い形をしています。
着物のときつける 玉型のかんざし みたい。

リョウブ - 幼い果実
玉の部分は子房で、そこから突き出ている棒の部分が 花柱の名残りで、よく見ると 柱頭が3つに割れています。



果実は 朔果といって、果実が成熟した時に縦に割れ目を生じ、中の種子をこぼすタイプの果実です。




葉も 枯れたまま残っていました。鋸歯の先は結構鋭いです。




樹皮です。薄皮となって剥がれます。スノキ属の樹木みたいです。




樹齢の高い木らしく 中心部は空洞になっています。

リョウブの花と花後


マンサク - 於大公園(愛知・東浦)

2018-12-29 15:30:24 | みんなの花図鑑

いま、各地のマンサクはみな こんな格好をしています。




マンサクの果実は 中に真っ黒の種子が入っていて、実は完熟すると弾け飛ぶようになっています。




果実の横には 冬芽があります。冬を越すため、ビロード上の毛におおわれています。




冬芽と 花芽と 種子の抜け殻。




落ちずに残っている 葉です。

開き始めた マンサク の花

スイフヨウ - 於大公園(愛知・東浦)

2018-12-28 17:39:30 | みんなの花図鑑

スイフヨウとフヨウのちがいは フヨウの花は 一日中 色を変えないが、スイフヨウは朝は白く、だんだんピンクに変化するという 花のちがいで、こういう果実の状態では 区別できないんじゃないかと... 素人なので、思います。




でも、「スイフヨウ」の銘板があったので 酔芙蓉としておきます。




スイフヨウ アオイ科。
花期8~9月 
果期 10月~11月。
種子が顔を出しています。




花の後にできる実は「さく果」、熟すと下部が裂け、種子が散布される。




実は5片の萼に保護されているが、果実が成長するにつれ萼は次第に開き反り返る。




萼の下の細いのは苞葉(副萼)。