ハウチワカエデ 雌花(秋葉公園・安城市)
モミジのあとは、カエデの花です。もっとも 植物学的には モミジもカエデ属 (Acer) なんですが。
そしてこれは めしべの花柱が伸びているので 雌花です。
花の後ろに写っている若葉は 切れ込みが深く、これで モミジでなくカエデなのかと思えてきますが、
成長すると
このような葉になります。
前回のイロハモミジと比べると、葉っぱも花も、2倍近い大きさです。
雌しべ以外に 雄しべも黄色い葯を付けています。なので両性花といったほうが良いかもしれません。
ただし おしべは めしべの半分くらいの背丈しかありません。
これも同様。
ハウチワカエデ 雄花(秋葉公園・安城市)
分けて掲載していますが、同じ株に咲いていた雄花のほうです。
この雄花は おしべの付け根に 黄色い花盤上の器官があります。
もしかしたら これは蜜かもしれない、とも思うのですが、なかなかそこまで記載されている記事がネット上にはありません。
カエデは英語で「Maple(メイプル)」です。メープルシロップは蜜ですが、あれは 花の蜜ではなく、主にサトウカエデの樹液を煮詰めたものなんですね。
つまり、「はちみつ」と言っても「花はちみつ」または「花蜜はちみつ」と 「甘露はちみつ」という2つのはちみつがあったのです。