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園芸で ダイアンサス って呼んでますが、ナデシコのことですね。
ダイアンサス(ナデシコ)は ナデシコ属の植物の総称です。
ナデシコ目(Caryophyllales)
ナデシコ科 (Caryophyllaceae)
ナデシコ属(Dianthus)
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「ナデシコ属の園芸品種をダイアンサス (Dianthus) ということがあるが、本来はナデシコ属の学名である。また、カーネーション(和名: オランダナデシコ、D. caryophyllus L.)もナデシコ属である。」(wiki「ナデシコ」)
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ところで、園芸品種のダイアンサス(ナデシコ)の花シベですが・・・
中央の花は おしべがしっかり伸びています。紫色の葯もはっきりしています。
右下の花は 葯は褐色に替わって枯れたように見えます。そのかわり2裂した雌しべの柱頭が伸びているのが見えます。
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これまで ダイアンサスを取り上げたとき、「雌雄異熟」として整理した記事と 「雌雄離熟」として整理した記事とありました。
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「雌雄異熟」というのは 同じ花で、最初はおしべが先行して成熟し、のちに めしべが熟して自家受粉を避けるというスタイルです。
上の花などは 雌しべだけが伸びていますから 「雌性期」の花のようにみえます。
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けれど、おしべもめしべも伸びている花もよくあります。
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自家受粉を避けるために、花はさまざまな工夫をしていますが、ダイアンサスでは 雌雄離熟 (herkogamy)といって 「ナデシコ (ナデシコ科) では柱頭が雄しべよりも高く突出するため、花粉が自らの柱頭に落ちることはない」ような工夫をしているようです(BotanyWEB「自家受粉と他家受粉」)
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