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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

セイロンライティア、クロウエア - 白い花

2021-08-27 09:12:09 | みんなの花図鑑
園芸コーナーの白い花を2つ。

セイロンライティア

セイロンライティア(Ceylon wrightia)はキョウチクトウ科の白い花です。



「花びらは5枚で付け根の部分にも細かい花びらのようなものが見られますが、これは副花冠が発達したものです。」(ヤサシイエンゲイ)



別の言い方をすると、
5弁の花冠(corolla カローラ)の中心に 副花冠(corona コロナ)があります。
コロナを見ていると、キョウチクトウにそっくりです。



でも、「キョウチクトウ科の植物はつぼみの状態のとき、花びらの巻き方が上から見て右巻きのものが多いのですが、本種は逆の左巻きなのだそうです。」(同上)





クロウエア(サザンクロス)

こちらは セイロンライティアよりずっと小さい花です。
クロウエア(Crowea)はオーストラリア東部原産で、
「日本に導入された際に「サザンクロス」という流通名で紹介されたため、現在でもこの名前で出回ることもありますが、サザンクロス(Southern Cross)はセリ科の植物の英名です。」(みんなの趣味の園芸「クロウエアの基本情報」)




花弁は5弁花で、言われてみれば、ミカン科の花の雰囲気があります。




花シベが独特です。
雄しべは10個あり、雌しべを取り囲んでいます。



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