
7月9日に ナツメの花から果実に変わるところを、つまりナツメの実が生まれるところを撮ってから一ヶ月が過ぎたが、実になってからの成長はゆっくりのようである。

ところで、ナツメはなぜ ナツメ なのか? 初夏に芽を出すから「夏芽」、という説があるが、芽を出すというのが、「芽」が芽生えなのか、芽吹きなのか、分からないし、花が咲くとか果実が実るというハッキリ分かる現象に対して、芽生えは絶えず観察していないと分からないから、その説は 少し的が外れている気がする。

別の説に「(ナツメ)はナツミ(夏実)で、晩夏に実の熟するによるという。」とする記述が見られた(樹木大図説)

ナツメを「夏梅(ナツウメ)」からとする説もあるらしく、夏に 写真のように(ウメよりも遅く)青い実をつけた状態をイメージして「夏梅」と呼んだのではないかと共感する (^^

茶器にも棗(なつめ)があるが、これは形が棗の実に似ることから。(三河 植物観察)
茶器の「なつめ」のほうが名前が付いたのは後である。
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