PC、パソコン、パーソナル・コンピューター、略称はときに誤解を生みます。
Pの意味を、取り違えていたのではないかと気付きました。
コンピューターが個人用に使えるようになっても、はじめは一人一台というわけにはいきません。
共用で使おうという便法が、長い間そうしているうちに通常のかたちになり、そこではPがパーソナルではなくパブリックになってしまいました。
会社や団体でも、家の中でも、パブリック・コンピューターが便利に使われます。
パブリック・コンピューターも、使っている間はパーソナルですから、そのときは自分用と思い込みます。
共用であることを意に介さなければ、共用にされてはならないデータも保護がおろそかになります。
子どもは勘で動かしますから、したい放題にいじりまわして帰ってしまい、後でおじいちゃんが使おうと思っても、全然様子が変わってしまっています。
共用できることは、PCの機能の一部でしかありません。
共用の場合は、取り扱いをソフト上で峻別しておきましょう。
歯ブラシは、共用にはしないでしょうから。