「名前をつけて保存」というファイル操作は、いつでもどうぞと時期を問わない便利なプログラムによって実行できます。
名前付けは、忘れていても、アプリを終了するとき、かならずその状態で保存するかどうかをたずねられ、保存するほうのボタンを選べば「名前をつけて保存」のウイザードに誘導されます。
まだ名前をつけてなかった状態で「上書き保存」の命令を出しても、やはり「名前をつけて保存」のウイザードがあらわれます。
だからファイル名を付けるのは「名前をつけて保存」を要求されたときでよいと決めている方もあります。
ただ、保存するかしないか聞かれたときに、うっかり [いいえ] のボタンを押してしまったり、「名前をつけて保存」を要求されたときに名前を書き込まずに [Enter] キーを押してしまったり、そんなまさかがないとは言い切れません。
実際に「ドキュメント」フォルダーの中に、「文書1」「文書2」「Book1」「Book2」などが名前になって保存されているファイルを何度も見かけています。
やはり、名前を付ける時期は、呼びかけを待たずに自分でつけようと思った時期が最適でしょう。
自分から付けようと思えば自分で考えるからです。
不慮の支障発生時の損失を軽くできる利点もあるので、名付けはできるだけ早い時期のほうがよさそうに思います。