エクセルはたいそう便利、表もグラフもすぐできる。
その説明を聞いて、目の輝く人と、何のことかわからない人がいる。
定規を持って線を引き、表を作り上げたことのある人は、エクセルを素晴らしいものと思う。
表を作ったことのない人、表というものがあることは知っていてもじっと見たことのない人、数値を並べ比べてみたことのない人、世の中にはそういう人もいるだろう。
表という四角の枠と、生活上の付き合いがなければ、作ってみること自体無意味になる。少し譲っても、行かない旅行の行程表のように、作ってみるだけの意味しかない。
七曜の入力がマウス操作で簡単にできると聞いても、「そんなの使うところがない」と二度も言う。
だが、パソコンの操作を教える人には、その言い分を封じることはできない。
表が手軽にできれば、きっと喜ばれるだろうと思って講習を始めても、表の存在価値を知らない人は、ただ面倒な練習をさせられているだけに終わる。
作表の練習には、大雑把に言って、見本の表をただ書き写す方法もあれば、その計算が必要になったことを頭に描きながら計算表を作っていく方法がある。
さて、365日、計算とは無縁に暮らしている人には、エクセルの何から教えていけばよいのだろうか。
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