「以下署名です」
メーリングリストで送られてくるメールのなかに、この文字列をはじめに見たときは、なぜそう書くのかわからなかった。
後に、音声だけでメールを読み取るスーパーマンのためとわかって、なるほどと思った。
音声変換では、句点まで「マル」と読みあげてくれる。
文字に混ざって書かれる記号の連続が、どう読まれるかは確かめてないが、署名の飾りによく用いられる連続記号は、音声変換にとっては多分邪魔ものだろう。
飾り記号を使わない人は、音声変換の邪魔になることを嫌ってのことかもしれない。
しかし、見て読む人には、署名の飾りも、そこから下は読まなくてもいつも同じですという目印になる。
署名の飾りに、記号だけでなく文字を入れると、なおさら妙ちくりんな音声になるだろう。
私の署名も同罪でかねがね気になっていたが、いまさら文字を抜くのも忌々しい。
「以下署名です」ははっきりしてよいが、記事の終わりにそう書くと、署名の下に追加されるメーリングリストの看板記事も署名のうちなのかと、どうもすっきりしない。
下の問題は上で何とかすればよい。
上で処理するにはと一計を案じ、(記事はここまでです)と入れることにした。
ただし、もし下にだいじなお知らせがあるなら、上に書かないと読んでくれない。
カッコも多分音声になって読み上げられるだろうから、余分なようでもあるのだが、文字だけでは格好がつきにくいので、ここは勘弁していただこう。
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