かな文字を打ち込みスペースキーを押すと、文字変換候補が並んで出てくる。
几帳面な人は[変換]キーを押すが、小さなキーを探し、位置を確かめて押す必要はなく、大きなスペースキーに慣れたほうが変換効率が良い。
それだけで変換効率の話をおしまいにしてはひどいので、もう少し突っ込むことにする。
ゾロッと並んだ変換候補には、泡沫候補がたくさん入っている。
こんな書き方はしないだろうというのも数ある。
日本語の変換でなく、かなから漢字へ、文字の変換候補をただかき集めただけなのかと思うぐらいである。
ときどき見かける珍妙な誤変換もこれが元凶になっている。日本語以外の、漢字と漢字、漢字とかなの組み合わせが紛れ込んでいるからである。
このことはパソコンに罪はなく、最初に行われたお粗末な登録手続きのおかげである。
だから日本語以外は使わなくしておいたほうが変換効率が良くなる。
それには、変換候補に日本語だけが現れるようにして行けばよい。
<使わない変換候補を表示させない方法>
(1)語句の読みを入力し、[スペース]キーを2回押す。
(2)変換候補一覧の中から使用しない変換候補を↑↓キーで選択し、[Ctrl]キーを押しながら[Del]キーを押す。
(3)『読み「○○」を「□□」と変換されるのを防ぎます』というメッセージボックスが出たら[はい]のボタンをクリックする。
こうして気付いたときに整理していけば、気持ちのよい日本語変換システムが出来上がっていく。
するときは面倒、すれば気持ちがよいのが掃除だから、まめにやっておけば効果が出てくる。
うっかりして使えるものをいったん掃き出しても、戻すこともできるから心配はいらない。
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