「パソコンはワードとエクセルから」何年かの間もてはやされたこの言葉は、もう古くなったような気がします。
中高年のボケ防止にという宣伝文句も、もうそろそろ効き目がなくなります。
人間は、手先を使うことから使わないほうに、体力を使うことから使わないほうに、足を使うことから使わないほうに、それが進化という思い込みのおかげで、便利な道具を作ってきました。
手先から足まで行けば、こんどは頭の番です。
車はマニュアル車からオートマ車に、とうとうブレーキまで機械任せが優れたものという大錯覚に陥ってしまいました。
パソコンもワードかエクセルかなどと論議しているうちは、頭を使う道具だったのですが、Windows 8 でとうとう頭を使わないOSに転換してしまいました。
Windows 8 でも前と同じように頭を使った仕事はできます。
それは当たり前のことで、それができなければパソコンではありません。
Windows 8 が、なぜ地震に弱いレンガ積みを連想させるようなタイルをトップ画面にもってきたのか、それはワードかエクセルかなどと考えて欲しくないからでしょう。
頭を使わないようにという「ながれ」に沿えばそういうことになります。
使う頭はせっせとゲームのほうに向けてもらいたいからです。
ゲーム感覚などというとしゃれて聞こえますが、なんでも遊び半分の気構えが楽しいことだと思わせれば、ケーザイ社会バンザイというわけです。
ながれに乗らずに置いて行かれると大変と思う方は、早く Windows 8 に慣れ、またその次に控えている Windows Blue のお出迎えができるようがんばってください。
さて、Blue の次はなんでしょうか、それもお楽しみです。
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