あるパーティー会場に電話がかかってきた。
「うぅたけさん、もう来てるかな」
「しばらくお待ちください」・・・「宇竹さんはいらっしゃいません」
会場の受付係の人は念のため席の名札を見て回る。宇竹某という名札はない。
しばらくしてまた電話、同じ応答が繰り返される。
開会少し前に急いでやってきた人が、会場を覗いて「なんだ、もう来てるのか」
その人は受付を済ませて入場、武田卯三郎氏のところへ行って何か話している。
その職場には「タケさん」が二人いるので、武田卯三郎氏は「うぅたけさん」と呼ばれていたのだ。
言語バーは消えていたのではなく、そういう名札が付いていないから、よく見えなかったのだ。 タスクバーのアイコンを順にたどって、ポップアップする名札を見ていっても、[言語バー] という文字は現れない。 ことの起こりは、『マニュアルに書いてある「言語バー」が画面に出てこない』 という話からだった。 別のパソコンの現物が目の前にあったのだから、「このマークが出てこないのですか」と一言聞けばよかった。 「あれどこへやった」のほうが、もっともらしくてややこしい品名を言うよりずっと早く用が足りることもある。 コミュニケーションとはなんとも喩怪なものである。
先日の言語バー消失事件の原因がわかった。
姿は見えても名札がかかっていないのでわからなかったのだ。
疑問を持った人は、言語バーという名札の有無を言っており、話を聞いたほうは、[あ]と[_A]が切り替わり右手に[弁当箱]の見える例の図柄が見えなくなっていると思っていたのだ。
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