エナジックとのオープン戦は、小刻みに失点を重ねてしまった早稲田が大敗しました。
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エナジックは、沖縄の社会人野球チームです。
早大野球部FBに掲載された写真のいくつかをピックアップ。
まず寺尾外野手(新②佐久長聖)
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レギュラー外野手の吉納、尾瀬の両選手が共に左打ちなので、せめて1人は右打ちを入れたいというのが首脳陣の偽らざる気持ちでしょう。
そうなると、寺尾くんに俄然 期待が集まってきます。
俊足巧打の石郷岡、松江といった外野手たちとの競争に勝つためには、力強いスイングを身につけて、打順も6番ぐらいを任されるようにならないと。
寺尾くんには、そんな期待をしたくなる素質を感じます。
次に高橋煌稀投手(新①仙台育英)
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新人投手の高橋煌稀くん、安田くん(日大三)の評判が とても良いです。
次に高橋煌稀投手(新①仙台育英)
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新人投手の高橋煌稀くん、安田くん(日大三)の評判が とても良いです。
春の投手陣は、伊藤樹投手(新③仙台育英)と宮城投手(新②浦和学院)が軸となって回っていくことになりますが、1年生2人も欠かせない戦力となっていきそうな予感があります。
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小宮山さんは、野村徹監督時代の東伏見の研ぎ澄まされた雰囲気を目標にしていると聞きます。
4連覇時代の思い出です。
当時の主将で四番打者だった比嘉くんがオープン戦で結果を出せなかった日がありました。
その日の夕方、部員全員の前で、野村監督は『比嘉! 早稲田の主将は、他の大学の主将とは違うんだ。そして早稲田の四番は、他の大学の四番とは違うんだ。』
『選手同士のかけ声もかき消される満員の早慶戦の大舞台で、ぐっと気持ちを集中して結果を出すのが、お前の役割だ』
『それが、オープン戦ごときで不安げな表情を見せて、それで早稲田の主将が、早稲田の四番が務まるか!』
野村さんの声はネット裏までビンビンと響き渡り、試合後まで残って雑談していた私たち一般ファンまで叱られているような気持ちになって、みんな下を向いてしまいました。
チームが海外遠征している間には、東伏見には徳武さん(1965年度主将、元スワローズ、ロッテ)が連日おみえになっていました。
その夏の紅白戦で、スポーツ推薦組の1年生外野手が守備につく際、1塁側ベンチからショートあたりまで走り、そこから歩いてレフトの定位置に向かいました。
それを見た徳武さんは、全員を集合させて『その程度の気持ちで取り組むならば、明日から来なくていい。伝統ある早稲田の野球部に、そんな奴は要らない』と、全国にその名を知られた1年生を手厳しく指導されました。
あの時代の東伏見は、まさに武道場の雰囲気でした。