咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

おめでとう・・・岩田康誠騎手

2012-05-28 22:53:10 | スポーツ
 不良馬場の東スポ杯2歳S以来の勝利が、「日本ダービー」となったディープブリランテ、晴れてダービー馬の称号が舞い降りた。

 鞍上の岩田康誠騎手が、終始内の3、4番手から追走し最後の直線で満を持して追い出した。2、3馬身先でゼロスを交わして逃げ込みをはかるトーセンホマレボシ、同馬を残り200㍍で遂に捉えて、先頭に躍りだして懸命にゴールを目指すディープブリランテ。

 有力どころの各馬も一斉に追い出して、中を割って速めに飛んできた青葉賞の勝ち馬フェノーメノが、一気にディープブリランテに迫ったが、ディープブリランテがフェノーメノを抑えてゴールしたように見える。

 フェノーメノの鞍上・蛯名正義騎手もダービージョッキーの名誉がかかっており、ディープブリランテを懸命に追うも写真判定に持ちこまれた・・・。ストップモーションでは、わずかにディープブリランテが先にゴールに届いていると思われる。

 鞍上の岩田騎手も勝利か否か、ちょっと分からなかったようであるが、勝利を確信すると馬上で思わず号泣・・・。

 レースの方は、好スタートを決めたゼロスとトーセンホマレボシが馬群を引き離しながら、向正面から3、4コーナーに・・・。2頭が引っ張り、1000㍍を59秒1と速い流れになっていた。

 ディープブリランテは、3、4番手から追走。1番人気のワールドエースは中団からやや後方、2番人気のゴールドシップはワールドエースを見ながらその直後から折り合って追走していた。フェノーメノは、中団の前の馬群にいる。その直後にコスモオオゾラが折り合いながら追走。1枠の2頭スピルバーグとヒストリカルは、離れた最後方からそれぞれ追走・・・。

 最後の直線に向いて、各馬が一斉に追い出すも前が止まらない馬場のため、後方の大外からゴールドシップがメンバー最速の33秒8の末脚を繰り出して懸命に追い出すが前に届きそうにない。その内にコスモオオゾラ、さらに内に入っているワールドエースもゴールドシップと同じ33秒8の上がりタイムで前を追う・・・。

 前方では、トーセンホマレボシを交わしたディープブリランテと外から詰めよったフェノーメノがそれぞれゴールを目前にしていた。3着には、速い流れの番手追走から一旦は先頭に立つも渋太く粘ってトーセンホマレボシが、4分の3馬身差で入線。

 メンバー最速の末脚を発揮したワールドエースとゴールドシップが、それぞれ3着馬からクビ、クビの差で掲示板は確保した。馬場の固い速い流れでは、これら2頭の位置取りの差がでたらしい。

 6着には、弥生賞馬で皐月賞4着馬のコスモオオゾラが、1着馬から0秒3差の6着と健闘しており・・・パンパンの速い流れでも大きく負けていない。

 トーセンホマレボシに騎乗したC.ウィリアムズ騎手、スタートと共に外枠から逃げるゼロスをけん制しながら、後続を大きく引き離し高速馬場の速い流れを作った。先行馬が脱落する中、渋太く3着に残っていた・・・同馬の今後には大いに注目したい。さすがは、積極的な外国人騎手の騎乗ぶりである。

 ところで、気の悪いディープブリランテを気持ちよく走らせるため、騎乗停止期間中に懸命に同馬とコンタクトを取りながら調教し、本番のダービーでその秘めたる力を遺憾なく発揮させることができた岩田騎手。

 レース後、ついに念願のダービージョッキーの称号を手にしたこと、それ以上にディープブリランテの力を信じて調教にも関わりそれに応えてくれた同馬、その苦労が報われた瞬間である・・・鞍上も胸に様々なことが去来したのであろう珍しく感情をあらわにしながら号泣していた。

 当方も思わず・・・拍手していた。 折角、追っかけ馬がダービー馬になりながら、馬券につながらなかったこと、非常に無念である。

 それでも、最後の最後にいいことがあった。

 この日は、珍しく3連複をちょこちょこ購入していたが、最終レースの目黒記念では、主軸のコスモロビンがゴール前で馬群を割って3着に入った。やったね3連複的中だ・・・最後にいい思いをすることができた。

 わずかながらもプラス計上なもので・・・(夫)

[追 記]~レース後のコメント~
1着 ディープブリランテ 岩田康誠騎手
 「自分のことよりも馬をまず褒めてあげたいです。最後は脚が上がっていましたが、ゴールまでよく耐えてくれたと思います。矢作調教師もスタッフもこの馬がいちばん強いと思っていたし、僕自身もそう思っていましたので、何とか結果を出せて、この馬とひとつになれた気がします。レースでは馬場状態を考えてレースを進めましたが。2400mはもたないという人もいましたが、これで距離も大丈夫と証明できましたし、本当に馬を褒めてやってください。まだこの馬としては第一歩を踏み出したところ。この世代でいちばん強いとずっと思っていたので、それをまずダービーで証明したということでしょう」

2着 フェノーメノ 蛯名正義騎手
 「前を追いかけすぎず、離れすぎないという理想的な位置で完璧にレースを運べました。馬もギリギリまで仕上がっていました。本当に悔しすぎます。ダービーは重さが違います」

3着 トーセンホマレボシ C.ウィリアムズ騎手
 「ゼロスを追って前へ行ったのに、最後までバテずに3着に粘ってくれました。負けはしましたが、この馬の成長を感じます」

4着 ワールドエース 福永祐一騎手
 「前に届く位置につけたかったのである程度出していきましたが、折り合いもスムーズでかかるところはありませんでした。4コーナーでフェノーメノの後ろで少し離されましたが、もともと4コーナーでは手応えのいい馬ではないので、期待を持って追いました。でも、今日はジリジリとしか伸びませんでした」

5着 ゴールドシップ 内田博幸騎手
 「位置取りが後ろすぎました。今日は馬場が硬くて前が止まらなかったので早めに動いていきました。最後も追い上げてくれましたが……」
(出典:JRA-VAN NEXT抜粋)


(出典:JRA公式HP抜粋 「ハナ差で内のディープブリランテ」)

 参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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