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NHKBSの映画番組欄をホームページ上で見ていたら、大いに興味をそそられるものがあった。
東映の大部屋俳優・福本清三さん初主演の映画が制作されたとのこと。
その映画は、今春以降に封切られると・・・。
ところが、テレビ向けに編集されたものが、来る14日(火)午後9時00分からNHKBSプレミアムにおいて先行放送されるらしい。
映画の封切前にテレビ編集版が放送とは、これまでになかった手法。
ちょっと、驚きである。
でも、多くの映画ファン、時代劇ファンにとっては願ってもないこと。
(「太秦ライムライト」の福本清三さん)
さて、福本清三さんとはいかなる俳優さんなのか・・・。
キャッチフレーズ「5万回斬られた男~福本清三~」
時代劇の斬られ役専門の俳優さんである。
同じ斬られ役でも、見事に斬られることで、観客や視聴者に安心感を与えてくれる役者さんである。
そして、斬られたあと、反り返って(そりかえって)倒れる独特の斬られ方・・・”えび反り斬られ”。
一度見たら、忘れることのできない役者さん。
その福本さんが、ハリウッド映画「ラストサムライ」に出演されたことは、当時大きな話題にもなっていた。
勿論、当のご本人も驚かれ、光栄なことと受け止められていたようである。
ライムライト(映画の照明)を浴びることもなく、斬られることで短い出番を終わってしまう斬られ役。
時代劇全盛期から、今日までの時代劇制作の底辺を支え続けてきた斬られ役専門の役者集団。
その人たちのひたむきな努力があったからこそ、主役陣が引き立てられてきた。
その斬られ役専門の役者さんにスポットライトが当てられた映画「太秦ライムライト」、どうやらとてもいい出来栄えらしい。
その映画の制作過程、出演陣は勿論、スタッフなどの裏方も追っかけたドキュメンタリー番組「UZUMASAの火花~映画村、京都・太秦に異国の風吹く~」が、今夜放送される。
9日(木)午後9時00分から10時30分、NHKBSプレミアム。
これは、何としても見逃すわけにはいかない。
映画大好き、時代劇はさらに好きな当方、どちらかというと主役陣よりも脇を固める渋い役者さんたちに目がいってしまう。
今は亡き東映のピラニア軍団の室田日出男さん、川谷拓三さんたちも良かった。
それはそうとして、14日(火)放送の「太秦ライムライト」
福本清三さん一世一代の演技が楽しみである。(夫)
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[追 記]~解説・・テレビ編集版~
京都・太秦の日映撮影所で、半世紀近く続いた時代劇ドラマが打ち切りに。
後続番組は若者向け時代劇で、映画職人の出番はない。
そんな中、駆け出し女優の伊賀さつき(山本千尋)は、斬られ役一筋の大部屋俳優、香美山清一(福本清三)と出会う。
さつきは、時代劇が減っても志を失わない香美山の生き方にひかれ、二人は殺陣(たて)の稽古をする師弟関係となる。
やがて、香美山の指導でさつきはチャンスをつかむが、老いた香美山はついに引退の日を迎える。
〔プロデューサー〕コウ・モリ、大野裕之、佐野昇平
〔監督〕落合賢
〔脚本〕大野裕之
〔撮影〕クリス・フライリク
〔音楽〕戸田信子
〔出演〕福本清三、山本千尋、合田雅吏、萬田久子、本田博太郎、小林稔侍、松方弘樹 ほか
(出典:オフィスぴろっと 公式HP抜粋)