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NHKBSプレミアムの午後の映画劇場。
昨日は、懐かしさもあって楽しみにしていた映画「続・荒野の用心棒」(原題:ジャンゴ)を満喫。
マカロニ・ウェスタンの最高傑作とも謳われており、主演の“フランコ・ネロ”を一躍スターダムにおし上げた作品。
無精ひげにギラギラとするブルーの瞳。
正義の味方か、悪人なのか、見当もつかない風貌。
北軍の制服のズボンにヨレヨレのブーツ。
黒のテンガロンハット、黒のオーバーコートらしきもの。
首には薄汚れたマフラー・・・の出で立ち。
前回のNHK朝ドラ「マッサン」に出ていた“森野熊虎”の出で立ちを、西洋式に替えたようなものか・・・な。
映画の冒頭のタイトルと“ジャンゴ”の大好きな挿入歌。
出演者名などの流れるタイトルバックには、主人公ジャンゴ(フランコ・ネロ)が、重そうな棺桶を延々と引きながら歩いている。
望遠で捉えた主人公、とに角、棺桶を引きながら歩く後ろ姿が、見えなくなるまでのカット。
事前の知識もなしに、はじめてこの映画を見たとき。
遥か昔のことでもある。
これが主人公とは、思いもよらなかった。
余りにもダーティなカットが続く・・・。
裏さびれたメキシコ国境に近い町に入る途中、偶然にも助けたマリア(ロレダナ・ヌシアック)。
その時、ジャンゴが早打ちのガンマンと分かる。
マリアを伴って町の酒場に入ると、バーテンダーのナタリエル(アンジェル・アルバレス)らが、マリアを疫病神と毛嫌いする。
その酒場のナタリエルを演じるアンジェル・アルバレスが、憎めないいい雰囲気を出している。
その内、町を牛耳るボスのジャクソン少佐(エドゥアルド・ファヤルド)が、仲間の者を連れて町にやって来る。
その少佐は、白人至上主義者であることが分かる。
早打ちのジャンゴにジャクソン少佐の仲間が一瞬で倒される。
追い返されたジャクソン少佐は、40人の仲間を引き連れて再びやって来る。
ところが、ジャンゴには奇策があって、そのほとんどを撃ち倒す・・・。
その奇策とは、棺桶の中に機関銃があった。

もっとも、有名なシーンが見られよう。
またしても、ジャンゴはジャクソン少佐生かして返すが・・・その意味があとで分かる。
その後、メキシコ革命軍の将軍ヒューゴ・ロドリゲス(ホセ・ボダロ)とその仲間が町にやって来る。
メキシコ革命軍の将軍を演じたホセ・ボダロ、悪役であるがちょっと憎めない役者さん。
当時のマカロニ・ウェスタンなどに出演していたと思う・・・。
団塊の世代の当方らにとっては、全編懐かしいカットが続く。
物語の冒頭と終わりに流れる“ジャンゴ”の挿入歌に癒される。
一昨年、レンタルしたDVDの映画「ジャンゴ 繋がれざる者」。
その映画で「続・荒野の用心棒」のテーマソング、“ジャンゴ”の挿入歌が流れていた。
その上、主人公ジャンゴのコスチュームのフランコ・ネロがワンシーン出演していた。
これには驚いたが、クエンティン・タランティーノ監督は、「続・荒野の用心棒」にぞっこんであったらしい。
そのことも想い出しながら、今回の古きよきマカロニ・ウェスタンを見入った。(夫)
[追 記]~解説~
メキシコ国境の寂れた町。マリアという商売女を助け、町を牛耳る権力者の一派を皆殺しにした流れ者ジャンゴは、革命軍と共にメキシコ政府の金を奪うが・・・・。フランコ・ネロ主演によるマカロニ・ウェスタンの代表作。
(出典:Yahoo!映画 抜粋)
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