2月に引き続き、3月も藤田記念庭園の中国・台湾茶会に参加してきました。
今回も洋館の一室で行いました。
春めいてきたなって思ったのにいきなりの大雪で庭園もまだ冬ごもり中かと思いきや、
藤田記念庭園は3月からは平日もオープンしてるそうです。
雪はちらついていたものの、久々庭園の前からは岩木山が見えました。
今回は参加者が私を入れて5名いて、先生を含め7名。
常連さんがいたのでとってもにぎやかで楽しいお話をいっぱい聞かせてもらいました。
前回の少人数とはまた違った雰囲気で、お茶会は一期一会っていう感じですね。
いつもは初めにその日のお茶が書かれた紙を頂くのですが、
今回は紙は最後に出すという趣向でした。
お茶を味わいながら体でお茶をまずは感じてみてくださいという先生の言葉。
私は中国茶はまだよくわからないのですが、
やっぱり匂いや味が一つ一つ違いがはっきりありました。
まず一番最初のお茶は台湾産の「野放包種」。
野生(野放というらしい)のお茶でさわやかな味がしました。
烏龍茶だけど緑茶みたいな感じ。
茶葉がくるくる巻いていないので、包種というらしいです。
3杯目で強い渋みが出てきてさすが野生のお茶って感じです。
2番目のお茶は、茶葉の見た目は一番目の野放包種に似てくるくる巻いてないけど、すごく細かく切ってあるような感じでした。
味もまろやかでおいしくて始めはきれいな黄色をしていたのですが、
3杯目ぐらいになると色が茶色っぽくなってきて渋みも出てきました。
誰かが「紅茶みたい」って言ったのですが、これがどんぴしゃり。
「ダージリン1st」(ファーストフラッシュ)でした。
これは中国茶ではなく、インドのダージリンのお茶(アリヤ茶園)ですね。
ちょうど今ぐらいの時期(3-4月)から摘まれるお茶をファーストフラッシュと言うらしいです。
春摘み茶ですね。
この辺りでお茶請けが出てきました。
これがまた楽しみだったりする。
今回のは「魔法の壺プリン」(神戸フランツ)&芋けんぴ(香川松風庵かねすえ)です。
芋けんぴは甘くて芋の味が濃厚でした。
壺プリンはとってもまろやかで上に乗ったクリームがまたおいしかった!
ちょびちょびプリンを楽しみつつお茶を飲みます。
3番目&4番目は台湾産烏龍茶でした。
3番目は私は初めて耳にする「杉林渓(サンリンシー)烏龍茶」。
これは匂いがすごくイイ。
まるで金木犀のような甘い花のようなさわやかな匂いがしました。
日本ではあまり手に入らないそうですが、
先生曰く「青森県人」にすごく人気があるお茶と言うことでした。
私もこのお茶がこの日の中で一番好きでした。
なんといっても匂いがいいことと味も烏龍茶らしいまろやかなおいしさがありました。
4番目が割と有名な「凍頂烏龍茶」。
名前だけは聞いたことがありますが、
これもまたよい香りでした。
味も烏龍茶の王道と言った感じで、おいしかったです。
以上4つのお茶がこの日は出ました。
先生がお茶を売ってくれるということを知ったので、次の茶会で杉林渓烏龍茶を購入するつもりです。
次の4月からはいよいよ庭園にある茶室(和室)でお茶会をするとのこと。
その頃には雪も解けて庭の緑も出始めるころかなぁと期待しています。
先生には早めに来てお庭を散策するのもいいよと言われたので、
そうしようかなぁと今からすっごく楽しみにしています。