6月上旬、彼氏とデートで福島に行ってきた。
目的地はかねてから二人とも行ってみたかった「大内宿」。
江戸時代からの古き良き姿を残す宿場町です。
関東からだとぎりぎり日帰りできる距離にあります。
カーナビに情報を入れて朝早く家を出発しました。
東北道を北上!
栃木辺りまでは結構混んでました。
けど福島の県境を過ぎるや車が急に少なくなった・・・。
やっぱり原発のせいかなぁ。
白河インターで降りて山道を進みます。
が、突如通行止めの標識が!
地震のせいでこの先の道路が壊れてるのかな?
あれだけ大きな地震が福島で頻発してることを考えれば、このような事態になるのは当たり前なのに、私たちは何も考えてなかった。
とにかくナビではここまでは案内はできません。
道路地図も持ってないし、どう回り道を進めばいいのか困ってしまった。
とりあえず白川インター付近まで戻って、ナビに出てくる地図を見ながら回り道を探すことに。
もと来た道をそれて別の道に入ると、今度は別の道を行く道路をナビが出してくれた。
どうかここの道は無事でありますように。
祈るように進みました。
途中車がすれ違えないような山道を走りひやひやしましたが、、、それよりところどころひび割れた道路など出てきて、福島の道路状況が予想以上にひどいのを痛感した。
おまけにガソリンもなくなってきたので、焦って私の機嫌が悪くなり彼とも喧嘩口調に。
それでもなんとか大きな道路に出て、会津若松の名前もちらほら出てきたら、「大内宿」の看板が。
助かった―――。
なんとかお昼前にたどり着きました。
茅葺屋根の大きな家々が道路に向かい合うように並んでいて、まるでタイムスリップしたような感じ。
私たちは名物のねぎそばを食べたかったので、まず腹ごしらえしようと調べておいたお店に行きました。
なぜかその店は激混みで1時間以上かかると言われました。
名前と番号札をもらい、1時間ぶらぶらすることに。
あちこちの家々で土産物屋食べ物が売られていた。
多いのが田楽や玉こん、栃餅など。
彼氏は「しんごろう」というエゴマをすって味噌などと一緒に合えた「じゅうねんみそ」のお餅を食べてました。
おいししけれど、独特の癖のある味です。
他にも山ぶどうジュースなんかも飲めて、おいしかったので買って帰った。
あとお土産に味噌も買ってみた。
丘の上から見る大内宿場町は写真で何度かみた風景とおんなじで、感動しましたね。
中にはこんな歴史のある家↑もありました。
築400年ってすごいよね。
後白河天皇とか、、、気が遠くなるよ。
家は維持するのも大変なんだろうな。
さて、予約していた三澤屋というそばやに戻りました。
しかしまだまだ予約番号には達してなくそれから40分ほど待たされた。
なんでこの店だけこんなに混んでいるのか。
混んでいるからには何かあるんだろう。
確かに大きくて立派な家っぽいけれど。
やっと予定の時間をだいぶ過ぎて部屋に通された。
しかし座ってからも長かった。
それからも40分ほど待っただろうか。
頼んだのは「高遠そば」と呼ばれるねぎそばと「こづゆ」と呼ばれる郷土料理。
それにイワナの塩焼きだ。
イワナはすぐに来たので食べたがうまかった!!
高遠そばは長ネギをお箸代わりに使って食べる独特の食べ方がある。
ねぎで蕎麦を掬いながら、ねぎをかじったり。
なかなか難しかった。
こづゆもまぁまぁか。
おいしかったけど、あの店だけ激混みであんなに並んでしまった(結局2時間半ぐらいかかった)。
他の茅葺屋根の店もいい雰囲気の店が多く混んでなかったので、ほかの店で食べてもよかったのでは。。。と思ってしまった。
さすがののんびり屋の彼も空腹はつらいらしく、「まだ来ないーー」と愚痴ってたし。
帰りは私の希望で近くにある温泉へ寄ってもらった。
ずーと温泉行きたかった。
大内宿から一番近い湯野上温泉というところにある民宿「星乃井」だ。
露天風呂が広々してて、お湯も無色透明なやつで気持ち良かった。
福島県民と思われるおばちゃんが3人入ってて、彼らの福島弁に聞きほれてしまった。
大内宿は原発から遠いためかけっこうな観光客は来てたと思う。
でも例年よりは少ないのかもね。
なんにせよ、福島の山の中で見た地割れのある道路はほんとに痛々しく、これからの復旧は時間かかるだろうなと思った。