ショタコン?の漫画なのかな?
12歳の少年と30歳の女性の物語。
真修くんは超絶美少年で、初めは女の子と間違ってしまうくらいの見た目。
主人公の聡子は明らかにネグレクトっぽい感じの少年の気配にほっておけなくて、
夜の公園でサッカーを教えたり、お寿司に連れて行ってあげたり、
色々交流してるうちに何か言葉にはできない信頼関係のようなものが二人の間にできてしまって。。。
恋愛でもなく、あえて言えば友情関係なんでしょうね。
年が離れてて男女というだけで。
お互いがお互いを必要とし大切に思うなら、ずっと一緒にいろよって思ってしまった。
でも相手はまだ未成年の少年で、法律とか世間の目とかいろいろ降りかかってくるんですよね。
聡子が仙台に飛ばされたり、距離的にもいろいろ離れたりするんですが、
結局また偶然にも再開して連絡を取り合うことになって。
お互い成長していく中で、二人とも改めて相手の存在価値に気付いていく。
好きという言葉は出てくるけれど、
最後までそれが男女としての好きを越えて、人として、
一人の人間として、好きという感じがしました。
7巻の終わりで常に大人であろうと振る舞う聡子に向かって、
「大人でなくてもいい」と伝える真修の横で、
中学生の姿になった聡子がずっとうまくいかなかった母親との関係を吐露する場面はとても良かった。
真修の前で小さな女の子になって、
子供のころから抱えていた親への不満とか泣きながらさらけ出している聡子がすごくかわいくて愛しかった。
最終巻でも真修の瞳に映る自分が一番好きという聡子の話を聞いて、涙する真修もすごく愛しい。
二人の関係が始終エモかった。
これ以上もう言葉にはできないです。