BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

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動物の5つの自由(The Five Freedoms for Animal)

2019-04-07 11:52:15 | ペット


#上尾市多頭虐待猫を救おう !!

先日の事件発覚以来、いろいろ調べて驚きました。
管轄の埼玉県動物指導センター南支所を検索してみると、
埼玉県のHPには、「動物の5つの自由(The Five Freedoms for Animal)」と堂々と掲載されています!!
以下HPから抜粋すると、

「5つの自由」とは、当初、1960年代の英国において家畜に対する動物福祉の理念として提唱され、現在では、家畜のみならず、ペット動物・実験動物等あらゆる人間の飼育下にある動物の福祉の指標として国際的に認められています。
以下の自由は、人間が管理しているすべての動物に対して与えられなければならない、と考えられています。

1.飢えや渇きからの自由(Freedom from Hunger and Thirst)
(1) 健康を維持するために栄養的に十分な食餌を与えられている。
(2) きれいな水をいつでも飲めるようになっている。

2.不快からの自由(Freedom from Discomfort)

温度、湿度、照明など、それぞれの動物にとって快適な環境を用意できている。
(1) 自由に身体の向きを変えることができ、自然に立つことができ、楽に横たわることができる。
(2) 清潔かつ静かで、気持ちよく休んだり、身を隠すことができる。
(3) 炎天下の日差し、雨風を防ぐことができる。
(4) キツすぎる首輪など苦痛のある飼育環境にいない。

など

※ 身動きのできない狭い場所、糞尿まみれの状態、日よけのない炎天下、雨風や騒音などにさらされている、といった飼育環境は動物にとって好ましくはありません。

3.痛み、外傷や病気からの自由(Freedom from Pain, Injury or Disease)
(1) 怪我をするような危険物のある環境にいない。
(2) 病気にならないようにふだんから健康管理をしている。
(3) 痛み、外傷あるいは疾病の兆候があれば、十分な獣医医療が施される。

4.本来の行動する自由(Freedom to behave normally)
(1) 各々の動物種の本来の生態や習性に従った自然な行動が行えるようにする。
(2) 群れや家族で生活する動物は同種の仲間と生活でき、また、単独で生活する動物は単独で生活できる。

5.恐怖や苦痛からの自由(Freedom from Fear and Distress)
(1) 精神的苦痛、過度なストレスとなる恐怖や不安を与えず、それから守ること。
(2) 動物も痛みや恐怖、苦痛を感じることを理解し、もしその兆候があれば原因を特定して軽減に努めること。


上尾市の多頭飼い崩壊現場の猫や鶏たちは、
この5つどれも満たしてはいないことは一目瞭然。
特に2の衛生面は観るに不快感極まりない状態です。
糞尿の堆積したうえで、ご飯を食べるのも、水を飲むのも寝るのもすべて余儀なくされている状態。
もし人間の子どもだったら、
すぐに児童保護施設などが一時保護するのではないでしょうか?
発覚してすでに何週間も経っているのに保護されないのはなぜ?

南支所センターには問い合わせのメールをしてみましたが、返事は来ていません。
こんなに堂々とHPにあげているのだから、
一分一秒全力でこの問題に取り組んでほしい。
私達の一秒とあの子たちの一秒はきっと気が遠くなるほど長さが違う。
そんな風に思う。

埼玉県知事と埼玉県からは返事がきました。
知事自身も犬を飼っており、動物も人も命の重さは同じ、、
と書かれておりました。
たとえクレーム対応のひな形メールでも、今はその言葉を信じたい。
だって行政にお願いするしか今の自分にできることはない。
子猫を保護して今も頑張っているチームなごの家の皆さんを応援する。
どうかこの問題に携わっている行政の方々、
一人でも多くの方が誠意をもって善処してほしい。

そして一刻も早くあそこで頑張っている動物たちを救い出してほしい。
清潔で安心できる場所を与えてほしい。
飼育者が放棄を拒否しているため問題は山積で難航してますが、
あのような環境で放置しておきながらかわいいなんて身勝手もいいとこで、
一人の人間の寂しさから失われていく命のなんと多いことか。
これ以上の犠牲は絶対出したくありません。