紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

節分の豆まき

2006-02-03 22:52:35 | 季節
 下の子Kちゃんも小5になり「私も豆まきは今年で引退やな」とつぶやいた。「豆まき=子どものすること」という思いが彼女の中に芽生えたのかもしれない。ついこの間までオニのお面を付けて、お兄ちゃんと争って豆まきをしていたような気がするのに。2番目の子の成長は早いなあと痛感する。

 そんなKちゃんは1歳~2歳にかけては、こまめによく動き、悪戯と軽い怪我が絶えず、ちょっと目を離している間に「なんか」しでかしたり、どっかから転げ落ちたりして油断も隙もなかった。

 とりわけ「袋詰め」作業が大好きで、袋物や空き袋を見つけると、手当たり次第なんでも詰め込んでいた。誰かが小物を「ないない」と大騒ぎして、おもちゃ箱の隅の紙袋の中から発見、ということもしばしばだった。
 詰め込むといえば、PCのフロッピーを入れる隙間に、ぎっしりと紙片がつまっていたこともあった。そんなことは日常茶飯事で、枚挙にいとまがない。

 そんな中で行われた当時小学校低学年のお兄ちゃんが主体になった豆まき。元気よく豆を投げては撒くお兄ちゃんを、興味津々でながめるKちゃんだった。

 その翌日、しきりと鼻の穴に指をつっこみ、ごにょごにょしていたKちゃんは、はーくしょん!と大きなくしゃみをした。そして何かが彼女の鼻の穴から勢いよく飛び出した。飛び出したものを始末しようとして、絶句。
 それはたぶん昨日畳の上にころがっていただろう節分の豆の一粒だった。

 何年か前のKちゃんの作品 オニ・オニ