NHK教育テレビが放つ10月の『知るを楽しむ/歴史に好奇心』の講師は、江戸時代の旅(ことに女旅)に関してはまかせなさい!な金森敦子先生である。金森先生の著書などについては、以前少しこのブログでも紹介した。思わず「待ってました!!」と声をかけたくなり、書店でテキストを見つけるやいなや即購入。今回のテーマのタイトルは『お伊勢参り ニッャ投マ光事始め』。これは「買い」でしょう。
放映日時は毎週木曜日、午後10時25分~10時50分まで。4日から始まっていたので、すでに1回目の放映は終了していたが翌週の早朝5時5分から5時30分まで、再放送がある。(かなりの根性がないと無理かな・・・。)
金森先生によれば、江戸時代当時、出島から外国人が外にでるのは禁止されていたが、年に一度、江戸の将軍に謁見することが義務づけられていたため、そのときの道中の様子を、ことこまかに日記にしたためたドイツ人医師がいたらしい。
彼が江戸に向かう道中でみたもの。それは道に溢れる旅行者だったらしい。身分は一般庶民。目的はお伊勢参り。さすが泰平の世が続いた江戸時代である。平和でなければ物見遊山などできない。
その様子をみたドイツ人医師は、驚愕したらしい。無一文でも旅をする人人。丸腰でのんびり長距離を旅する一般庶民。当時そんな安全でインフラが整った国は、世界でも類をみないそうだ。江戸時代には旅人を大事にするよう幕府が全国に号令をかけていたし、もしも行き唐黷ノなったら、村から村へと病人を故郷に運ぶシステムなども完備していたのだ。旅をするためのあらゆるシステムが、ハードもソフトも完備されていたらしい。
当時大ベストセラーだった『東海道中膝栗毛』はたんなる物語としてのみではなく、旅のガイドブック「東海道の歩き方」としても読まれていたこと、「道中記」や「図絵」とよばれる、さしずめ「るるぶ」のような旅行ガイドが爆発的に売れていたこと、なぜ「お伊勢参り」がブレイクしたのか、仕叶lは誰で、どのように行われたのか、などなど、枚挙にいとまがないくらい、「へええ~」なエピソードを交えて、テキストが書かれている。実に「知る愉しみ」というのを味わえる。
図版や資料もてんこもりなので、ぜひテレビでも見なければ。もっとも第1回の再放送については、時間的に言って、かなり気弱なところでもある。
放映日時は毎週木曜日、午後10時25分~10時50分まで。4日から始まっていたので、すでに1回目の放映は終了していたが翌週の早朝5時5分から5時30分まで、再放送がある。(かなりの根性がないと無理かな・・・。)
金森先生によれば、江戸時代当時、出島から外国人が外にでるのは禁止されていたが、年に一度、江戸の将軍に謁見することが義務づけられていたため、そのときの道中の様子を、ことこまかに日記にしたためたドイツ人医師がいたらしい。
彼が江戸に向かう道中でみたもの。それは道に溢れる旅行者だったらしい。身分は一般庶民。目的はお伊勢参り。さすが泰平の世が続いた江戸時代である。平和でなければ物見遊山などできない。
その様子をみたドイツ人医師は、驚愕したらしい。無一文でも旅をする人人。丸腰でのんびり長距離を旅する一般庶民。当時そんな安全でインフラが整った国は、世界でも類をみないそうだ。江戸時代には旅人を大事にするよう幕府が全国に号令をかけていたし、もしも行き唐黷ノなったら、村から村へと病人を故郷に運ぶシステムなども完備していたのだ。旅をするためのあらゆるシステムが、ハードもソフトも完備されていたらしい。
当時大ベストセラーだった『東海道中膝栗毛』はたんなる物語としてのみではなく、旅のガイドブック「東海道の歩き方」としても読まれていたこと、「道中記」や「図絵」とよばれる、さしずめ「るるぶ」のような旅行ガイドが爆発的に売れていたこと、なぜ「お伊勢参り」がブレイクしたのか、仕叶lは誰で、どのように行われたのか、などなど、枚挙にいとまがないくらい、「へええ~」なエピソードを交えて、テキストが書かれている。実に「知る愉しみ」というのを味わえる。
図版や資料もてんこもりなので、ぜひテレビでも見なければ。もっとも第1回の再放送については、時間的に言って、かなり気弱なところでもある。