うちのお兄ちゃん・Tくんが、初めてハロウィン・パーティに参加したのは、YMCA主催のものだった。彼はまだ幼稚園児だったので、当然私も付き添いで行く事に。
「仮装をして参加」ということだったので、ブラックな上下を着せて、上から骨の形の紙をペタペタ貼る、というインスタントな扮装に決定。骸骨のお面も作った。素朴な素人の手づくり作品である。
で、付き添いの私も、ついでに仮装することにした。なるべくお手軽で、経費の押さえられるもの、ということで、特大のゴミ袋に登場してもらい、被り物とする。分厚くて重くて場所を取る女性ファッション誌の処分も兼ねて、今回必要とする部分を大量に切り抜き、袋にペタペタ貼って行った。
「必要とする部分」は目。写真、イラストを問わず、目というものを手当り次第に切り取り、ゴミ袋に貼付け、「オリジナル百目」を作った。百は無かったけど。たいへん不気味な代物が出来上がった。
夫・H氏に見てもらうと、予想外にウケまくった。こういう妙ちきりんなモノが好きな人ではあるが。
彼は隣人のアメリカ人M氏をわざわざ呼び寄せ、「ハロウィンの仮装に、こんなん作りよったねん!」と、自分の手柄のように自慢げである。M氏は、「うわ、不気味! マジで浮「わー」と、マジで引き気味。本場のハロウィンでは、絶対お目にかかれない類いのオバケである。
本番の夜は、あまりのアヴァンギャルドな(というより古典的?)仮装に、子どもにも大人にも、注目を浴びる。むしろ、大人の方が、興味深げで、「これ、なんですか?」と質問されたりした。
私の仮装はこれ1回きりだが、娘Kちゃんには、百円ショップでいろんなものを調達し、涼やかな妖精にしたてたり、ハリガネモールで蜘蛛を作って身体に数匹付けて「スパイダーガール」に変身させたりしているうちに、すっかり成長してしまい、小学校の中学年には、ハロウィンを卒業してしまった。
私は自分の子どもの頃には、創作とか創意工夫というものに、ばっちり欠けていたのだが、母になってから、初めて自分の才能!?が開花したのだった。なるほど「必要は発明の母」なのである。
「仮装をして参加」ということだったので、ブラックな上下を着せて、上から骨の形の紙をペタペタ貼る、というインスタントな扮装に決定。骸骨のお面も作った。素朴な素人の手づくり作品である。
で、付き添いの私も、ついでに仮装することにした。なるべくお手軽で、経費の押さえられるもの、ということで、特大のゴミ袋に登場してもらい、被り物とする。分厚くて重くて場所を取る女性ファッション誌の処分も兼ねて、今回必要とする部分を大量に切り抜き、袋にペタペタ貼って行った。
「必要とする部分」は目。写真、イラストを問わず、目というものを手当り次第に切り取り、ゴミ袋に貼付け、「オリジナル百目」を作った。百は無かったけど。たいへん不気味な代物が出来上がった。
夫・H氏に見てもらうと、予想外にウケまくった。こういう妙ちきりんなモノが好きな人ではあるが。
彼は隣人のアメリカ人M氏をわざわざ呼び寄せ、「ハロウィンの仮装に、こんなん作りよったねん!」と、自分の手柄のように自慢げである。M氏は、「うわ、不気味! マジで浮「わー」と、マジで引き気味。本場のハロウィンでは、絶対お目にかかれない類いのオバケである。
本番の夜は、あまりのアヴァンギャルドな(というより古典的?)仮装に、子どもにも大人にも、注目を浴びる。むしろ、大人の方が、興味深げで、「これ、なんですか?」と質問されたりした。
私の仮装はこれ1回きりだが、娘Kちゃんには、百円ショップでいろんなものを調達し、涼やかな妖精にしたてたり、ハリガネモールで蜘蛛を作って身体に数匹付けて「スパイダーガール」に変身させたりしているうちに、すっかり成長してしまい、小学校の中学年には、ハロウィンを卒業してしまった。
私は自分の子どもの頃には、創作とか創意工夫というものに、ばっちり欠けていたのだが、母になってから、初めて自分の才能!?が開花したのだった。なるほど「必要は発明の母」なのである。