紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

KKKを観た。

2007-10-17 23:23:06 | テレビ
昨日はさすがに早々に就寝(20時半)したのだが、その前日の話をしようと思う。

 Kちゃんに「これからお母さんの好きなみうらじゅんの番組してはっで。」という聞き捨てならない言葉を小耳に挿み、チャンネルをローカル番組に合わせる。さすがテレビ欄をくまなく、抜かり無くチェックする女、Kちゃん。彼女のフォローで今までどれだけ面白い番組をピックアップできたかわからない。

 さて合わせたチャンネルはKBS京都。番組名は『みうらじゅん&安斎肇の勝手に観光協会』。放送時間は月曜、夜22:00~22:30。勝手に観光協会(略してKKK)とは、みうらじゅんと安齋肇により結成された、日本各県を盛り上げるべく運動を続ける自称「大きなお世話」ユニット。活動内容は、勝手に日本各地を視察し、勝手に観光ャXターやご当地マスコット、ご当地ソングをつくっている。ご当地ソングの制作は泊まった旅館の部屋内での録音(通称「リョカ録」)で行われることも多い。その様子をテレビで視聴出来るのである。

 今週は岐阜県視察の前編であった。岐阜は滋賀県の隣でもあり、観光にいく機会も多い。しっかりとチェックしなくては。その中でも、私の琴線にふれた二つを記録しておきたい。

 関ヶ原ウォーランドにて。閉館中の雪深い関ヶ原ウォーランドを、無理矢理??開けてもらい視察する安斎&みうらコンビ。そこで武田信玄の人形と文字が大書された看板を見つける。「戦は止めじゃー! ノーモア関ヶ原!」 ウォーランドについてはそばを通り過ぎたことも、噂に聞いたこともあったのに、そんなものがあったとは、迂闊にも知らなかった。まさかウォーランドで「ノーモア」という言葉をきくとは・・・安斎&みうらコンビもまた、意表を突かれ、なおかつ感動!?の様子だった。

 それから巨大な骨董品屋がどど~んとあって、当然のように中に入り物色する二人の怪しいオトコたち。みうらじゅんが目にしたのは、堂々と表示された「円空仏」9000円也。わぁ~、微妙なブツと値段! この微妙さに散々悩みまくるみうら氏であった。「これ、ホンモノの円空だったら、スゴいよな~」と何度もつぶやく。それを観ながら、「そんなわけ、ないやろ!9千円やし~」と爆笑する私。せっかく「そんなわけないやろ~」と何度も教えあげてるのに、結局彼はお買い上げなのだった。いかにも彼らしいと微笑。

 翌日は「しんどい1日」の始まりだったにも関わらず、朝このKKKの話をH氏とKちゃんにしまくった時には、一瞬大変元気だった。私のファイト一発!は、なにより「みうらじゅん効果」なんだな、というのを確信したのだった。

 岐阜では、他に日本昭和音楽村にも訪れ、フォーク・ニューミュージックのEP287枚を展示する「FN音楽館」では、懐かしいレコードの数々に青春時代に帰ったお二人だった。
 この日本各県の視察の旅は現在も進行中ですが、DVDにもなっているので興味のある方はご覧ください。