紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

ザビエルの頭

2007-10-20 23:13:31 | ノンジャンル
 昨日は仏教の話をしていたのに、今日は一転、キリスト教の話である。

 今日、いつものH氏、Kちゃん、私のベストメンバーで車に乗っていた時、フランシスコ・ザビエルの頭は単なるハゲなのか、修道士の規定によるヘアスタイルなのかという話で盛り上がった。

 「おー、これはなかなか面白いテーマやなあ。今日のブログのネタにしよ♪」と私がつぶやくと、すかさずKちゃんが「おかーさん、今直ぐメモしておいた方がいいで。絶対忘れるし」。仰せの通りなので、ご忠告通り手帖にメモする。

 そしてついさっき、「ザビエル」「頭」で検索を鰍ッてみた。難しい検索になるだろうかという杞憂はあっという間に消え去った。まさにそのものずばりで質問した方がおられ、そしてその回答も詳細になされていたのだ。「フランシスコ・ザビエルの頭について」と。それが、ハゲなのか、剃っているのか、皿を乗せているのか?と。

 これは日本史を学習し、ザビエルの肖像画を見た多くの人にとって、普遍的な謎であり疑問だったのだ。
 
 回答を簡単にいうと、「剃っている」のが正解らしい。カトリックでは、修道士になる時、頭の上部を剃る儀式をする。カトリックでは、脳天を剃って、額の生え際とか、耳の上とか、後頭部とかの髪は残すのだ。

 その結果,残った髪が、脳天が剃られた状態で、頭を囲むような形で輪を描く。これをトンスラ(ラテン語でトンスーラ tonsura)と言うそうなのだ。

 トンスラ!?

 これを読んですぐさまH氏の元に報告に行く。「それ、(ヤッターマンの三悪の一人)トンズラーに似てるやけ~」 そうなんですよ!! まさに本日のハイライト!

 回答者はさすが進学情報ナビのサイトだけあり、たいへん丁寧な方と見えて、あらゆる可能性も見落とさない。

 ただ、男性の頭は、歳と共にはげてくる人がいるのであり、そういう人は、別に頭を剃らなくとも、自然にトンスラの状態になります。ザヴィエルは剃った結果、頭に髪がないのか、歳を取って禿げたので髪がないのか分かりません。

 トンスラの儀式は1970年代に廃止されたそうだ。この微妙なヘアスタイルは、なかなか長命を保ったのではなかろうか。いろんな空想の翼を羽ばたかせることが出来、楽しいヘアスタイルである。
 
 その他にも児童書の『青い鳥文庫』のウェブのページにも、たっぷりとした興味深い知識と笑いがてんこもりであった。一部引用させていただく。

でもさ、ザビエルの頭……。

トンスラのこと?

なんか、カッパみたいだよな。

いえてる、いえてる。

うふふ。あのね、カッパの正体は、川で水浴びしていた宣教師だっていう伝説が九州にあるのよ。

おもしろーい。九州っていうのが、ホントっぽい!

カッパの正体は……ザビエル!