紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

チョコと品格

2008-02-13 22:25:52 | ファミリー
 昨日買い物に行って「あ、甘いものが欲しい」と思ったけれど、チョコレートは買い控える。大量にもらってくる予定の人間がいるからだ。チョコレート飢餓感を保持しておき、押し寄せるであろうチョコ津波に備えなければならないのだ。

 たぶん我家でのチョコ頭は、並みいる??男子を尻目に、男前なKちゃんがダントツ勝利する。え、女の子が?というなかれ。いわゆる「友チョコ」というやつである。

以前ベストセラー『女性の品格』の目次にざっと目を通したとき、実はちょっと青ざめた。もちろん自分のことを自信満々に品格のあるマダムだと思ってはいなかったが、該当する項目があまりに少なかったのだ。気品あるマダムへの道は遠い。

 なかでも「記念日を大切にする」という項目! 

 夫の誕生日は忘れそうになる。結婚記念日と私の誕生日は近いから、という理由でまとめてする。Kちゃんの誕生日の頃は、大口の税金と学費の引き落としと、ことによれば車検まで入って来るので、我家の銀行口座は、台風直後のように、引っ越したあとのように、放課後の教室のように、ガランとしている。可哀想だが彼女のバースディにはタイムをかけ、放送事故の画面のように「しばらくそのままでお待ちください」なときすらあった。記念日は、かくも大切にされていない。品格失格である。

 Kちゃんの友だちは、昨年も手づくりで上手にチョコレートを作ってくれた。みんなイベントを大事にする品格のあるお嬢様なのだ。それにひきかえ、セレモニーも記念日も「めんどくさい」の一言で片付けてしまう一家。我家の品格や、いずこ。