紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

逆流を描く。

2008-02-25 22:59:58 | テレビ
 『ちりとてちん』の軸が少し変わってきた今週。もうひとつの和田家の人たちと、もしかすると喜代美の弟、正平くんの話や小草若のコトも出て来るのではと思わせる。脚本家の藤本さんの最後のカードが明かされようとしているようで、どきどきする。

 最後のカード。それは「伝える」ためにバトンを差し出されても、それ以上に別の夢を持っていたり、バトンを受け取る気がなかったり、逆に受け取りたいのはやまやまなのに自分の力量が追いつかず苦しんだり、というジレンマやずれについての話になっていくような気がする。それらをあと1ヶ月で大団円(と決めつけている/笑)に持って行こうというのである。

 しかも若狭は故郷で落語会をするのだ。故郷と落語(大阪)がドッキングするという趣向はさすが。

 塗り箸製作所の社長、秀臣さんはどうなるのか? 彼は過去に何があり塗り箸修行を放棄したのか? あっさり跡継ぎ息子を婿に出したのはなぜか?
 A子は喜代美と和解できるのか? 彼女に新たな出会いと夢はみつかるのか?
 正平くんの将来はどこに続くのか? もう一度彼の恐竜への夢はつながって行くのか?(これは草々との関係で何かが起こりそうな気がするが、もしかすると、A子がからんでくるかも??)
 小草若の落語は進化するのか? 自分の落語を見つけることができるのか?
 そして師匠の悲願だった常打ち小屋は?

 あと1ヶ月なのに、しかも現場はクランクアップしたらしいのに、まだまだてんこもりの展開が期待出来る。藤本さんのことだから、きっといろんなことがいろんなところで繋がってくるのではないか。

 今日は「寝床」の咲ちゃんが不幸な過去を持っているというエピソードが、ここ(A子ちゃんの東京での不幸な日日)につながって生きてくるという話だった。同類に関しては異様に鼻が利くものなんだ。なるほどねえ。