お疲れ気味の日日の合間に出かけた図書館で、読む時間はないと思われるも、ついつい数冊本を借りる。こういうときにうってつけな「あまり読まなくても済む」ビジュアル系を一冊借りたが、これがなかなかツボだった。
国書刊行会発行 の『戦国時代のハラノムシー「針聞書(はりききがき)」のゆかいな病魔たちー』長野仁(鍼灸師)/東昇(九州国立博物館研究員)の共著である。
この本の元になった戦国時代の鍼灸の秘伝書『針聞書』には、当時病気を引き起こす病魔=ハラノムシの形態、生態、対処法、薬などを記してあった。もちろん「形態」などは創造上のものでしかないはずなのに、自信満々に絵にしてある。それがまた、凶悪そうな顔をしつつもキモイ、だけどカワイイやつらなのである。いやー、戦国時代の人々の感性には恐れ入る。形態のユニークさ、表情の可愛さ!?ったらない。
また千葉では以前、 『病魔退散!』という展覧会が開催されたそうである。九州国立博物館所蔵の戦国時代の医学書『針聞書』で描かれている「キモカワイイ」病魔たちをメインにして昔の人が想像した病気の原因となるイキモノから、病気平癒の治療や祈祷の形に至るまでを、わかりやすく展示していたそうである。なんとユニークな企画展であろうか。
九州国立博物館のHPにムシたちの画像があるので、観たい方はここをどうぞ!
このミュージアムショップでは、このムシたちのグッズが爆発的な人気で、絵葉書やTシャツはいわずもがな、ぬいぐるみや携帯ストラップなどが、ぞくぞくと作られ、九博の主力商品として、活躍しているそうなのだ。わかるわぁ~。なんか、「ツクモガミ」に通じるような魅力があるんだよね。
H氏に「腰痛のムシ」を見せたら、「そうかー、こいつが犯人やったんやな」とたいへん符に落ちた様子だった。私は「腰抜けの虫」とか「欠伸の虫」とかを眺めてなるほどー、と感心する。イメージがそのまんま。昔の人って、やっぱりスゴイ。
国書刊行会発行 の『戦国時代のハラノムシー「針聞書(はりききがき)」のゆかいな病魔たちー』長野仁(鍼灸師)/東昇(九州国立博物館研究員)の共著である。
この本の元になった戦国時代の鍼灸の秘伝書『針聞書』には、当時病気を引き起こす病魔=ハラノムシの形態、生態、対処法、薬などを記してあった。もちろん「形態」などは創造上のものでしかないはずなのに、自信満々に絵にしてある。それがまた、凶悪そうな顔をしつつもキモイ、だけどカワイイやつらなのである。いやー、戦国時代の人々の感性には恐れ入る。形態のユニークさ、表情の可愛さ!?ったらない。
また千葉では以前、 『病魔退散!』という展覧会が開催されたそうである。九州国立博物館所蔵の戦国時代の医学書『針聞書』で描かれている「キモカワイイ」病魔たちをメインにして昔の人が想像した病気の原因となるイキモノから、病気平癒の治療や祈祷の形に至るまでを、わかりやすく展示していたそうである。なんとユニークな企画展であろうか。
九州国立博物館のHPにムシたちの画像があるので、観たい方はここをどうぞ!
このミュージアムショップでは、このムシたちのグッズが爆発的な人気で、絵葉書やTシャツはいわずもがな、ぬいぐるみや携帯ストラップなどが、ぞくぞくと作られ、九博の主力商品として、活躍しているそうなのだ。わかるわぁ~。なんか、「ツクモガミ」に通じるような魅力があるんだよね。
H氏に「腰痛のムシ」を見せたら、「そうかー、こいつが犯人やったんやな」とたいへん符に落ちた様子だった。私は「腰抜けの虫」とか「欠伸の虫」とかを眺めてなるほどー、と感心する。イメージがそのまんま。昔の人って、やっぱりスゴイ。