紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

育毛の細道

2008-12-23 13:46:36 | お買いもの
 昨日に引き続き、年賀状のネタの資料探しのため、ネット検索。今度は毛髪関係のサイト探し。いわゆる「育毛」「発毛」についてである。

 薄々は感じていたのだ。きっと奥の深い世界だろうと。もしかすると法に抵触も辞さないくらい熱意溢れる方も多かろうと。(たとえば東海林さだお、とか。彼のモテる容姿の維持への固執は、食べ物への固執にひけをとらないものがある。でも「法に抵触」はされていません)

 で、サイト名も「毛チャンネル」「育毛剤の比較ランキング」とか、一発で内容が判明する親切なものが多く、あっさりと毛髪に悩める人々を、更なる深みへと案内してくださるのだ。

 案内? そうだ、発毛、育毛への道は、一筋縄ではない。たくさんの寄り道、道草、回り道をしなければ、目的地にたどりつけない奥の細道なのである。いや、たどり着ける方は幸運といっていいだろう。道に迷ったまま、行き唐黷トしまう方も多数いらっしゃるような気もする。

 だいたい育毛剤の主成分も、バラエティに溢れているのだ。
 たとえば、最近テレビショッピングで人気なのが、青みかんが主成分の「柑気楼」というものらしい。パッケージも清涼飲料水のようにさわやかである。ほかにも、ザクロ、ホウセンカ、ニンニク、卵の薄皮、その他カタカナの素人には意味不明の薬品名などもある。科学的根拠を「毛母細胞の活性化」においた商品などもある。こうなってくると、残念ながら私にはもう、何が何だかである。

 だがベスト・サプライズは、なんといってもトリカブト! 猛毒で知られる植物、トリカブトからの抽出成分で作った育毛剤があったのだ! 「世界初!トリカブトの育毛剤」というのが売りのコピーなのだが、「世界初?! ・・・そりゃそうでしょうよ」という感じで、あまり「売り」にはならないと思う。

 あ、それから人気商品として、「M-1」という商品をみつけたぞ。

 というように、みちのく以上に奥深い「育毛の細道」。ことによれば青木ヶ原にも匹敵する危険な場所なのかもしれない。これらの毒気にあてられて、この部分の年賀状のネタとしては、かなりあっさりめに落ち着きました。

 とにかくも、本日やっと年賀状「原稿」の完成を見る。とりあえずは、まずまずの出来かな。印刷、宛名があるから、みちのりは遠い。明日はクリスマス・イブなのに、いまだ年賀状の細道に行き惑っている。