花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

運命の糸に導かれ

2012年05月02日 | 学校
こちらもチームが交配したプリムラジュリアン。
よく見る花の中央から雌しべが顔を出しているので「長柱花」です。
先ほどの紹介したのは雄しべの方が長い「短柱花」。
自家受粉を避けるプリムラ類の知恵なのでぜひ見比べてください。
もちろん日本のサクラソウにもこの2種類の花形が存在します。
ところでチームはこのようにプリムラの育種やサクラソウの保護など
このところなぜかプリムラ類に深くかかわっています。
そこでチームとプリムラの面白い関係をご紹介します。
チームの名称は「TEAM FLORA PHOTONICS」。
FLORA(フローラ)とはギリシャ神話に出てくる花の女神の名です。
このフローラには息子がいましたが、失恋を嘆き亡くなってしまいました。
可哀想に思ったフローラは、死んだ後にこの子をある花に変えました。
その花が「プリムラ」!
つまりプリムラはフローラの子が姿を変えたものなのです。
母であるフローラが子のプリムラを思うのは当然の話。
チームが自分たちで考え取り組んでいると思っていた育種や保護活動は
もしかしたらすべて花の女神フローラの意思なのかもしれません。
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早春に咲く花「プリムラ」

2012年05月02日 | 学校
チームの3年生が人工交配したプリムラが咲いています。
なかにはこんなに小さい花を咲かせたものもあります。
忙しくて鉢替えもせず小さなポットのまま育てたので
根が十分に伸びられなかったのでしょう。
かわいそうなことをしました。
でもプリムラは宿根草なので来年は立派に咲かせたいものです。
このプリムは英名でプリムローズ。
プリムラとは「最初の」という意味があるようで
春初めに咲くのでこのように名付けられたといわれています。
露地に植えているプリムラは今、開花期をむかえています!


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